第128話 人工知能は作家になれるかの進捗

人工知能は小説家になれるか 長文意味不明、まだ人頼み


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000017-asahi-soci




 長文意味不明、まだ人頼み

朝日新聞デジタル 8月30日(日)12時51分配信


お笑い芸人、又吉直樹さんの受賞が話題を呼ぶ芥川賞。

研究の進展が著しい人工知能(AI)でも、そんな小説を生み出せるのではないか。

複数の大学グループが挑戦中で、この秋に文学賞に応募する動きもある。


そもそも、どうやって文章を生み出すのか。

現状では、人間が何らかのデータを入力してやらないと、AIが全く新たな小説を作り出すことはできない。

一般的なのが、人が書いた小説やインターネット上の文章などを利用する方法だ。


■人との「共作」、文学賞に応募へ


公立はこだて未来大(北海道函館市)の松原仁ひとし教授(人工知能)が代表を務め、

名古屋大や法政大などの研究者でつくる合同グループが活用するのが、

短編小説「ショートショート」の名手だったSF作家、星新一(1926~97)だ。


文章生成を担当する名古屋大大学院の佐藤理史さとし教授(自然言語処理)によると、約1千話ある星作品から、

よく使われる単語や文章構成、人物表現などを分析。それを元にまるで星が書いたかのような「新作」を作る。


研究当初、主語や動詞を変えたり、会話を入れ替えたりした文章を自動で大量に作り、

意味が通る文章だけを抜き出す方法を検討したが、単文はできるものの、

長文ができる確率があまりに低いため断念。

今は人間が文章構成を考え、狙った文章が出力されるようにプログラムを細かく作り込んでいる。

人との「共作」を、9月に理系的な発想力を問う文学賞「星新一賞」に応募する予定だ。

「プログラム作成者も予期できないくらい、たくさんの種類の文章が生み出せれば、AIが書いたと認めてもらえるのでは」



以上。




どうやら、2012年に発表された「作家ですのよ」プロジェクトは、五年後に星新一のようなショートショートを作る人工知能を完成させるのは難しいという結論に達したようです。


もともと、プログラマーの間では「ずいぶん高い目標を掲げたなあ」という意見でしたが、その想像通り、完成するのは無理なようです。




人工知能の年齢が13歳に到達という記事も以前、紹介しましたが、とても十三歳の知能だとは思われていないようです。




ただ、人工知能の発達は凄まじく、いろいろな人工知能が作られているのはまちがいないようですが。




例えば、こんな記事があります。




悩ましい判断、人工知能が手助け 1分で賛否両論を披露


http://www.asahi.com/articles/ASH875GMMH87ULFA01T.html?ref=yahoo




判断補助ソフトです。人が物事を考えるのに、参考になる賛成意見や反対意見の凡例を出してくれるようです。




次世代のクルマ、運転席はコックピット? 実用化へ試作


http://www.asahi.com/articles/ASH855RG8H85ULFA01F.html?ref=yahoo




自動運転車も2018年の実用化を目指してすすんでますけど、これは運転操作は簡単なんでしょうか。カーナビでも難しいのに、こんな複雑なソフト使えませんよ。




というわけで、人工知能バブルが弾け始めています。


東ロボくんは本当に2021年に東大に合格できるのでしょうか。


「作家ですのよ」プロジェクトが挫折したとなると、東大二次試験を合格するのは難しいのではないでしょうか。マークシートの問題しか答えられないのでは、想像していた会社員の仕事を人工知能に代替するのにはあまり役には立たないのではないかと思います。




人工知能は今、熱いですが、逆に過大評価されているともいえます。




何か試金石となる明確な成果がほしいものです。


音楽の自動作曲も全然始まらないですね。流れてる音楽があまりたいしたことないのでわかります。



東ロボくんに関しては、2014年11月の成果報告会ブログがあった。




「ロボットは東大に入れるか」成果報告会 in 2014(11/2)レポート


http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52234923.html



追記。




ZMP、自動運転ロボットカー受注開始、NVIDIAとの協業でディープラーニングを用いた画像認識システムの開発も

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150825_717753.html


自動運転車が研究者向けへの販売を始めたようだ。



追追記。




日立製作所は9月4日、企業が使う業務システムに日々蓄積されるビッグデータから、

需要変動や業務現場の改善活動を理解し、適切な業務指示を行う人工知能を開発したと発表した。

今回開発した人工知能は、作業者の工夫や改善が加わることによって生まれた結果を自ら取り込んで解析することで、

より高い効率を生み出す結果を選び出し、次の業務指示に反映する。

現場の作業者の工夫や改善を人工知能が理解し、業務指示に反映する動作を日々繰り返し行うことで、

人と人工知能が相互に協力し、業務効率を継続的に高めることができる。

同社は、今回開発した人工知能の効果を確認するため、物流倉庫管理システムに組み込み、

物流倉庫における集品作業の効率性を測る現場実証を行ったところ、

人工知能を管理システムに組み込まない場合と比較して8%の作業時間短縮を確認したという。

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2015/09/0904.jpg

http://news.mynavi.jp/news/2015/09/05/114/



以上。



始まったぞ。人工知能が。



人工知能が工場などの日々の作業内容を理解した上で、最適な作業を判断し、従業員に

指示を出す仕組み。日立の物流倉庫で実験したところ、作業時間を8%短縮できたという。

将来的に企業向けに販売する考えだ。


物流倉庫で出荷する商品を集める際、人工知能が過去の作業内容や商品の需要など膨大な

データを分析する。作業員に対し、どのような順番で棚を回れば良いかなど、作業時間を

短縮するための指示を出す。


将来的には金融分野で優秀な営業マンの業務内容を分析し、他の社員に役立てる

ことなども検討する。


ソース/読売新聞社

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150904-OYT1T50105.html?from=ytop_main3


手続きなしで読めるソース。

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