第4話 恐怖のドッジボール!

時刻は四時間目。


オレたち5人は数学、たけみつジェネレーターたなかの授業を聞いていた。


時計の針は進み、お楽しみの昼休みタイムとなった。


オレはシゲルと2人でグラウンドをふらついていた。


「なにすっかねー。」


とシゲル。


あたりをみわたすと、ぽつぽつとあちらこちらにも人がいる。


縄跳びやら、アレスチックで遊んだり、ガールズトークに花をさかせているではないか。


照りつける日差しに顔をしかめて見渡していると、


「おいお前ら、男ならドッジボールだ!暇ならオレとドッジボールしろ!」


と汗水流男がやってきた。


汗水流男のうしろには、ホッキョクグマとゴールドバーニングもいた。


—汗水が木の枝でラインをひいてさぁ、はじまり!


まず先手をとって、汗水チームとオレとシゲルの3対2。


汗水の奴が声がうなり声をあげてボールをブン投げて来た!


オレはよけて、シゲルがみごとキャッチ。


シゲルも負けじとゴールドバーニングに向かって球を放った。


ゴールドも負けじとそれをキャッチ。


ゴールドは細い腕でへなへなと投げる。


天高く上がったボールを今度はオレがキャッチ!


勢いよく投げるも、簡単にホッキョクグマにとられてしまう。


「しまった!」


「くるぞぉぉぉぉお!」


オレとシゲルは頭を抑えてかがみ込む。


ところが投げられたボールは勢いあまって学校の外にぶっとんだ。


それどころかボールは地球を一周したらしく、ペタッと空気の抜けたバレーボールが向う側から飛んできた。


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