相手の人生のテーマを推測する

 一緒に仕事をしている人や取引先・顧客などについて、心理的な見通しが立った方が相手の行動が読みやすくなります。

 もちろん、心理的な見通しなどは簡単に立つものでもないのですが、「あの人の人生のテーマはなんだろうか」と考えてみる方法は、試してみる価値があります。

 例えば、細かいことに異常にこだわり、自分のやり方に従わないと異常にいらだつ上司について、その人の部下が何人かで話している時に、「あの人は、人生のテーマが秩序に対する愛になってしまっていて、なかなかかわらないんじゃないか。でも少し頭をほぐしてあげた方がいいかもしれない」などと言えば、多少は心理的な見通しが立ってきます。

 パーソナリティ障害のようにある程度の枠組みが決まっているわけではないので、自由に言葉を探し考えていくこともできます。

 よくありそうなものを挙げます。


父親探し 母親探し 父親殺し 母親殺し 復讐 反抗 主人公 脇役

一人旅 完璧主義 秩序愛 集団愛


 なかなか意味ありげで深そうな言葉が並んでいますが、他にもいろいろあると思います。

 もちろん、現在かかわりのある人だけではなく、自分の過去に関わりのあった人や尊敬している人、自分自身や自分の親などについてこうしたことを考えてみるのも、なかなか意味があることだと思います。

 もちろん、他人のことを心理的見通しを持って正しく把握することは難しいのですが、考えてみるだけでも、不思議なことになんとなく人間関係がうまくいき始める場合があります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る