第2話老犬ハル
13年前5、6歳の犬だと友人から犬を譲り受けた。我が家に来る前から名前はハルとついていた。とても元気なヨークシャーテリアの雄だ。現在推定18、9歳だろう。白内障で目は全く見えず、耳もほとんど聞こえず、においも分からない。2年前の血液検査で膵炎になっていることが分かり、安いホームセンターのドッグフードから高い病院指定療養食に。ドライフードだけでは食べなくなり、同じく病院指定療養食の缶詰と並行して与えていた。今度は今年の問診で心臓が悪くなり始めているのと、血液検査で腎不全になっているのが判明。ハルは十分すぎるくらい長生きしたから延命治療はしたいとは思わない。ただ、苦しがる姿は見たくないだけだ。いまは食欲のないときだけ点滴と増血剤を打ってもらっている。あと何日、あと何ヶ月、あと何年生きるのか分からないけれど、ハルの命ある間すこしでも気分良く苦しがったりすることなく、最期のときまで大事にしてやりたい。大の猫好きで犬は譲り受けてもそれほど大好きではなかったが、最近になってハルが大好きで大好きでたまらなくなった。ハルが生きているうちに大好きになれたことをとても幸せに思う。家族は「ハルは、あと3年くらい生きるよ」と、私を励ましてくれる。ペットって良いな!家族って良いな!私もしっかり頑張らなくちゃ!!
現代社会をホッと心和やかに、ショートエッセイ @haruchan27
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