AK47について

 みんな大好きAK47です。木製ストックとか色々かっこいいですよね。あの銃についてです。


 さて、みなさんはこの銃に対してどんなイメージを持っているでしょう?

 悪人の持つ銃、なかなか壊れなくて量産しやすい銃、たくさんコピーされている有名な銃。

 まあ人それぞれイメージは違うでしょうけれど、多くの人はこんな感じのイメージを少なからず持っていますよね。

 そんなロシア製、というかソ連製といったほうがいいですかね、あのオリジナルのAK47についていろいろ書いていきます。


 まず、AK47は大きく分けて3つの型があるのはご存知でしょうか。

 初期に生産されていたⅠ型、中期のⅡ型、後期生産のⅢ型です。

 大体の映像作品などに登場するのはⅢ型ですね。よく見るやつはだいたいこれだと思っていただいて構いません。

 このⅢ型が、いまのAK47のイメージの元となる堅牢でどんな環境でも作動する性能を持ったAK47になります。


 1947年にソビエト軍の正式ライフルとして選ばれAK47という名で配備されました。これがⅠ型です。

 ですが初期のタイプは耐久性など幾つか難点があり、改良したⅡ型が生まれ、1953年頃には更に問題点を改善させたⅢ型が生産されていきます。


 さてこのⅢ型のAK47ですが、一体いつまで作られていたのでしょうか。現代でもコピー品に負けじと生産されているとか、そういう話なら嬉しい限りなんですが、47の後継としてAKMや74がありますよね?残念ながらそれらの登場により今では生産されていません。

 さて、ではいつ生産されなくなったのでしょうか。AK47のⅢ型が生産されたのが53年頃、実は59年頃には既にAKMの配備が始まっていたので、その頃からもう生産は中止とはいわずともかなり少数まで減らされていたのだと思います。

 そうなると結構短い期間になっちゃいますが、AKMはAK47よりもさらに生産性を向上させちょっと重量も軽くなったりと、この時点でもうあえて47の方を作る意味もないはずですし、どれだけ生産されていたかはわかりませんがかなり限られた数しか生産はされていなかったでしょうね。

 

 そして、1974年にはAK74が配備。この時点でほとんど生産されていたかどうかも怪しいですよね。

 まあ47も作ったままどこかに保管してあったものとかはあるでしょうけれど。というかそういうのがソ連崩壊後にあらゆる市場に流れたのでしょう。

 

 というわけで、現在使われているAK47はほとんどがコピー品で、ソ連製のオリジナルはおそらくですがほとんど出回っていないはずです。

 もしかしたら逆に値打ちが付いているかもしれませんね。ちょっと値段とかには疎いのでそこら辺は詳しく書けないのですが。

 写真とかでちらほら見るAKとかは、有名所ではルーマニアのAIMやユーゴスラビアのツァスタバM70なんかも混ざってますし本当にソ連製のAKはなかなか拝めないのだと思います。


 ちょっとネットで調べてもたくさん出てくる通り、かなりの数のAKのコピー品が出回っています。

 ですが、これら全てがオリジナルのAK47の機構や性能を継いでいるわけではありません。良くも悪くも、です。

 当然粗悪な模造品ならすぐに壊れるものもあるでしょうし、精密に現代の技術で作られた物ならオリジナル以上の性能を有するものもあるかもしれません。

 中には、外見は似ていても全く異なる機構を組み込んだ銃とかも存在します。AKコピーとは言いがたいタイプの銃ですね。チェコスロバキアのVz58なんかがそうです。

 

 さらにロシアはロシアでAKの新型なんかも作っちゃったりしてますからね。AKシリーズが溢れる溢れる。

 ロシアのAK100シリーズは輸出用ということで、M16とかが使う弾を撃てるモデルが有ります。更に最近だと、AK12というもう面影がちょっと残っただけの近代化されすぎたAKが出てきちゃいましたからね。

 

 とまあそういうわけで、世にはAKが溢れかえっています。ただオリジナルのAK47は少ないよ、と。

 でもあれがあったからこそ今のAKコピーがあるんですからね。凄い。

 

 ぜひ創作で使う時も、AK47のコピー品とか調べてみてください。中にはとても性能のいいものもありますから。

 それに、もしリアルに拘るなら現地で入手可能なAKなのかとかちゃんと調べておかないとですしね。国内外問わず。

 AKいい銃ですよ。たまには味方にも持たせてあげても良いかもしれませんね。

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