22口径は侮れない
今回は22口径弾。その中でも22LR弾について解説します。
22LR (ロングライフル)弾は、リボルバーやオートマチックの拳銃などに使用される弾薬です。
小型で反動や発砲音も小さく、海外では射撃の入門用としてや遊び撃ち用の弾として人気ですね。
弾自体も非常に安価で入手がしやすく、コストパフォーマンスも高いです。
ですが、小口径弾ということもあり威力が貧弱で使えない、なんて意見もちらほら聞きますね。
22LRは小型の弾薬なので、至近距離でも急所に当てなければ致命傷は与えられないようです。
しかしそれはあくまで『致命傷』なので、人間なんて柔らかいんですから弾が当たれば怪我はしますし、弾を食らって平気な顔をしていられる人はそういないはずです。
実際、22口径弾による殺人や強盗といった犯罪は海外ではかなり多いです。これは、先述した入手のしやすさと扱いやすさも理由の一つでしょう。
また、拳銃で撃つからこそ短い銃身で弾が加速しきれませんが、狩猟用のライフルの中にはこの22LRに対応したライフルも存在します。
ライフルの長い銃身から放たれる22LR弾は初速が向上し、うまくやれば野生の猪なんかも仕留めきれるほどの威力になりますよ。
さらに、サプレッサーをつければただでさえ小さい発砲音をさらに抑えることができ、サプレッサーとの相性もいいのが嬉しいですね。
低反動なので連射が効いて撃ちやすく、安価で入手しやすく弾が小さいので装弾数も多くなる。これだけでも優秀な弾だってのがわかりますね。
そりゃあ軍隊では防弾ベストを着た人を相手にしたりするので効果は薄いですが、一般人が持つなら十分です。
威力低いなら一発くらい当たっても大丈夫なんてことはありません。小さくても銃弾です。
人間ならもしかしたら着弾した際にショック死するかもしれませんし、弾が当たったまま血が流れ続ければ失血死の可能性だってあります。
俺は一発くらい耐えられる!って思ってる人は自分の腕に鉛筆でもぶっさしてみればいいんです!
とまあ、銃は危険なものなので取り扱いには十分注意を。
状況次第では優秀な銃でも鉄の塊になりますし、逆に鉄の塊な銃でも状況次第で以外な活躍ができるかもしれない。それが銃です。
ですので、使えないなんて簡単に決めつけちゃ駄目です。
ちなみに、22口径は害獣の駆除などにも使われていて、一般の人の間では結構使用頻度が高いようですよ。
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