リロードの種類
今回は、各リロード (再装填)の名称、種類について解説します。
基本的なリロードの手順は、撃って弾が減った、もしくは弾の無くなった弾倉をマガジンリリースボタン (レバー)で外し、新しい弾倉を入れてから、ボルトリリースボタンやスライドストップを押すか、もしくはコッキングハンドル、スライドを引くかをして薬室に弾を装填し再装填を完了、という手順になります。
自動拳銃はスライドが後方で止まるものが多いので弾切れがすぐにわかりますが、ライフルではボルトが後方で止まったとしても、銃を傾けないと見えづらいので、弾切れを確認しにくいです。そこは注意ですね。
では、ここからは様々なリロードの動作別での名称を紹介していきます。
『タクティカルリロード』
薬室内に弾が残った状態や、弾倉内に弾がまだ入っている状態で弾倉を交換する場合のリロードを指します。
リロードの際、スライドを引く、コッキングレバーを引くなどの装填動作を省ける分、より戦闘に適したリロード法です。
ですが、弾倉内の弾が残った状態で新品に入れ替えると、後々中途半端な弾数の弾倉しか残らないので、使い分けが重要ですね。
暇があれば、各弾倉から弾を取り出して1つの弾倉に弾をまとめる事も出来ますが、戦闘中だと厳しいですね。
『エマージェンシーリロード』
弾倉内の弾を撃ち切り、完全に弾切れの状態になった場合のリロードです。
コンバットリロード、またはファストリロードとも言いますね。
こちらはタクティカルリロードと違い、薬室に装填するまでの装填動作が必要なので、素早い対応が求められますね。
とはいえ、焦りすぎて弾倉を入れそこなったりすると余計に時間を食ってしまいますから、正確に、それから素早くを意識してやった方がいいと思います。
『スピードリロード』
弾倉を交換する際に、撃ち切った弾倉を破棄し、新しい弾倉を入れるリロードです。
どちらかといえば、競技や短い間での戦闘、弾倉交換に即急の対応を余儀なくされた状況などで使用するものなので、軍などではあまり使用しないかもしれません。
多くのゲームでは、この方法でリロードしていますね。
空の弾倉を回収する分の時間が省かれるので、時間は短縮できます。
ですが、弾倉を破棄するので、手持ちの弾倉が減ることにもなりますし、床に弾倉を落とすことで余計な音を立ててしまう可能性もあります。
また、硬い床などに落としてしまうと、弾倉を破損させてしまう可能性もあり、あとで回収しようとするならそれも注意です。
『ニューヨークリロード』
弾が切れた際に、メインの拳銃からサブの拳銃に切り替えるリロード?です。
再装填とは少し違いますが、リロードテクニックの一種として覚えておいてください。
これは昔、再装填がしにくいリボルバーを使用していた時のニューヨーク市警が使っていた方法で、そこからニューヨークリロードと名前がきてるわけですね。
物によりますが、リロードするよりは予備の銃に持ち替えた方が早いとは思います。
慣れればリロードも早くできるんですが、ジャムの時などはこの方法がいいでしょうね。
これでリロード法の紹介は以上です。
また、余談になりますが、スライド、またはボルトをリリースする際に、スライドストップやボルトリリースボタンを押した方がコッキングハンドルを引くよりも速いから、必ずそっちを使え、と言う方がいますが、別にそんなことはないです。
その時の姿勢や持ち方、銃の種類や状況でまた変わってきますので、必ずしもボルトリリースボタンを押した方がいいというわけではありません。
特に拳銃だと、スライドストップのレバーが押しにくいものもありますので、新しい弾倉を入れた後はスライドを後ろに引っ張った方が早く装填できる人もいると思います。
これは私の体感でしかないですが、M1911やグロックなどはスライドストップレバーが押しづらいので、スライドを引いてリロードする方が早くできますねやっぱり。
では、これでリロードの名称についての解説を終わります。
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