テーザーについて
今回はテーザーと呼ばれるスタンガンについて解説いたします。
テーザーと呼ばれる会社が作ったスタンガンで、それのせいかテーザーで呼ばれることが多くなったようですね。
テーザー、またはテーザー銃はスタンガンの一種で、非殺傷性武器の1つです。
構造はほとんど従来のスタンガンと同じですが、電極が射出でき、遠くの目標に対応できるようになったものがこれになります。
遠くと言っても、射程距離は大体5mとか長くても10mとかその程度ですが。
トリガーを引くことで、内蔵されているガスを使い、そのガス圧で先端部分に電極の付いたワイヤーを発射します。
そして電極は先端が鋭く尖っているので、そのまま目標に突き刺さり、電流を流して目標を無力化します。
種類によっては複数回使用可能なものもありますが、基本は発射は1回のみで、発射するたびにワイヤー射出用のガスのカートリッジやワイヤー、電極を交換しなければなりません。
ですが、それでは不便なので、目標を外してしまった時の為に、通常のスタンガンの様に本体を直接接触させて電流を流すための電極もついているものがあるようです。
テーザーは目標に接触せずに無力化が出来るので、使う側の安全性は従来のスタンガンに比べればかなり高くなっています。
のですが、残念ながら日本では銃刀法に引っかかるので今は買えませんね。
また、最近では電極や電流を流す本体が一緒になった弾丸が開発され、12ゲージの弾を使うショットガンから発射可能になったテーザーもあります。
こちらは通常のテーザーのように、本体と電極を繋ぐワイヤーもないので、射程距離はかなり伸びています。大体30mや50mと書かれてたりしますね。
これは余談になりますが、最近ではさらに新しく、液体タイプのスタンガンが開発されたそうです。
テーザーと違うのは、目標に電流を伝達させるのがワイヤーではなく液体になったところでしょうか。
液体タイプのスタンガンは、導電性の高い液体の入ったタンクが付いていて、トリガーを引くことでそのタンクから液体を放出し、その液体を介して電流を流します。
こちらはテーザーよりも長い射程で、連続して発射可能という利点があります。
ですが、タンクを接続しておかなければならないので、携行性の面は非常に劣っていますね。
液体のタンクを背負うポータブルタイプのほか、車などに設置するタイプもあるようです。
最後に、非殺傷性武器というものは、人を死傷させずに無力化することを目的としたものです。
ですが、誤った使用法や、過剰な使用で人を傷つけたり殺してしまう可能性は十分にあります。これは、スタングレネードや催涙ガスも同じです。
『絶対に人を死傷させない』武器ではないので、それだけはご留意ください。
これで今回の解説を終わります。
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