応援コメント

6.哀に溶けゆく雨雫-1」への応援コメント

  • 遅れてコメントの宿理です!(新幹線の中でこのお話を読んでいました)

     前回のその後ですね……大人の方たちが執務室に会しています。男どもの陰気さに耐えかねたシャオリエさんのところ、なんか好きです。ミンウェイがいる時といない時の場の華やかさが感じられるというか、この場の澱みが感じられるというか。

     そんなところに登場のメイシア!!あんなことがありましたからね……そりゃ身だしなみを整えてもボロボロですよ……
     開口一番に藤咲家としての謝罪の言葉ですか……その心は、そうですよね~……ルイフォンは悪くないと訴えるためですよね……ですが、嗤いで冷たくあしらうシャオリエさん。おや、なんだからしくない感じがするなぁと見ておりましたら、ルイフォンの言葉を借りていたわけですか。なんだか、この後の展開を見据えてメイシアを試しているようにも感じられて良いですね……!(ルイフォンをどうにかできる力があるのかを見ているように感じられるのです)

     既に出て行ってしまっていたのですね。メイシアが座り込む場面の描写がすごく良く伝わりますね……!この、なんていうんでしょう。ペタン感!(もっと言い方ないんか)
     前回から引き続き、ルイフォンの考え方が描かれていますね。理解はできるが同意は致しかねるな~と何故か、こう……漠然と考えていたんですが、メイシアを見ていたら理由が分かった気がします!なんというか、こう、一人な気がするんですよね。実際のメイシアがどう思ってるかを聞かずに去ってしまったのがなんというか……二人で生きていく事をわかっていなかったんじゃないかなぁというような気がします(そりゃ、ある程度筋の通った考え方なんですがね?わかるんですけど、ちょまてよと言いたくなるというか!)(いや、冷静に考えたら、俺は作者さんに何を言ってるんだと思うわけですが、いいです。このままだそう)
     そうですよメイシア!『愛することは、決して綺麗なだけではない』ってことをルイフォンにぶつけてやりましょう!!
    ……あ、それとハオリュウ、完治じゃないんですね……(おのれ巌月さん)

     エルファンさんが手伝ってくれる……のは意外ですね……?これ(ルイフォンが何も言ってないから)以外にも何か思う所があったりするのでしょうかね?
     なんにせよやることは決まってますから、ガンガン行こうぜでメイシアには頑張ってもらいたいです!!

     もう一話見てからおいとましようと思っていたのですが、熱弁していたら夜中になっていました。続きを読みたいところですが、ぐっとこらえて!!また来ます!!
    ではでは~!!

    作者からの返信

    宿理さん
    コメントありがとうございます!
    新幹線での長時間移動(ですよね?)、お疲れ様でした。
    そんな中、熱いご感想をどうもありがとうございます!

    前のエピソードでショックを受けたルイフォンの現状は隠して……、あの場にいなかった(癖のある)大人たちの会話からスタートです。
    執務室の雰囲気を感じ取ってくださり、ありがとうございます。
    陰気な野郎どもを一喝する、シャオリエ姐さんです。
    たまたま彼女が鷹刀の屋敷にいて、本当に良かった(いつもは、自分の店にいます)。彼女がいなかったら、空気が重すぎました……。

    おっしゃる通り、メイシアはルイフォンは悪くないと思っています。
    でも、ルイフォンが責任を感じているであろうことは分かっているので、一生懸命、理屈をこねます。彼女自身も、無理矢理な感じは分かっていますが、ここは「そういうこと」にして、押し切……れませんでした。
    シャオリエ、思いっきり、挑発しています。え、シャオリエっぽくなかったでしょうか?(シャオリエ、演技力を磨きましょう)

    「メイシアを試している」――そうなんです! このあと、メイシアがどんな行動を取るか、シャオリエは非常に楽しみにしている(……っと、状況的に不謹慎な表現ですが、でも、実際そうだと思う)のです。
    シャオリエとメイシアの初対決……じゃなくて、初対面のときを覚えてらっしゃるでしょうか。
    毒も何も入っていないコップを前に、シャオリエは「毒が入っているんだけど、どうする?」と、メイシア(と、ルイフォン)の反応を楽しんでいたのでした。

    ルイフォンが出ていったと知り、「ペタン」のメイシア。
    ――を、お褒めくださり、ありがとうございます! 呆然とした、絶望的なこの気持ちが伝わって嬉しいです。

    そして、宿理さんが素晴らしい分析を!
    ルイフォンは「ひとり」で、何もかも決めてしまって、勝手に去ってしまった。
    メイシアと「ふたり」であるはずなのに!
    ――まさにその通りだと思います!
    (実は、ここから第一部完までの間に「ふたり」だね、みたいな遣り取りが出てくるのです。そして、その後、第二部でも、第三部でも、そんな感じのことが……。宿理さん、慧眼)

    ……まぁ、ぶっちゃけ、ルイフォンは「逃げた」。(言い方……)
    それをメイシアが「とっちめにいく」(言い方……)決意をしました。
    ――シャオリエの期待通りです。
    今までは、ルイフォンのほうが強気にぐいぐい行っていたのですが、今回はメイシアがビシッと行きます。そうやって、対等で、支え合える、良い関係になっていく……と、いいんじゃないかなぁ……、と。

    ハオリュウの怪我は、一生残ります。
    第二部でも、第三部でも、ハオリュウの足の描写には気をつけなくてはならなくなりました。
    (気を抜くと「駆け寄った」なんて書きかねない。でも、ハオリュウは走れないのです……)
    ですが、ハオリュウなので、「平凡な顔」を武器にするのと同じように、「不自由な足」を武器にして、たくましく腹黒く活躍します。

    今まで、ほとんど存在感のなかったエルファンが、こんなところで手を貸してくれます。
    はい、ちゃんと、裏、というか、理由? 動機? があります。
    (第二部に入ってから、ゆっくり明かされていきます)

    次話、メイシアが、逃げたルイフォンに喝を入れに行きます!(言い方……)
    果たして、メイシアは無事、ルイフォンを捕まえられるか!?

    熱いご感想、本当に嬉しいです。
    お疲れのところ、ありがとうございました。
    新学期が始まり、お忙しくなると思います。
    どうか、健康にはお気をつけて!

  • ルイフォンの気持ちも、痛いほど分かるだけに……。
    手を下した人間だからこそ、様々な可能性が目に入り、それを背負わないといけなくなりますものね。

    親父さんの最期を奇跡だと、確かにメイシアたちは感じるんでしょうが……
    なまじ奇跡が起きてしまったせいで、ルイフォンは自身がその奇跡を信じて行動できなかったことに、深く胸をえぐられているんでしょうね……。

    ううん、辛いなぁ……。

    作者からの返信

    式見さん
    お読みくださり、ご感想、そして、素晴らしいレビューをありがとうございました!

    すみません。今日、たまたま、ちょっとバタバタとしておりまして、あとで、もっとたくさん書きます、書かせていただきます! が、取り急ぎ、このエピソードのコメントへのお返事(&レビューのお礼第一弾)を。
    (でも、12時の更新の『薄明の魔法使い』は読む)

    このエピソードは、第一部のクライマックスみたいなところでした。
    ルイフォンは、それが正しい行為だと思って、決断したのですが……。
    メイシアたちにとっては、救いとなる奇跡。しかし、ルイフォンにとっては、取り返しのつかない後悔。
    彼のことを思いやってくださり、ありがとうございます。
    辛いです。これは、もう……。

  • 『愛することは、決して綺麗なだけではない』

    この言葉が印象的でした。愛する、とは、誰かを「欲」することで、誰かを傷つけ、苦しめる。それでも、全てを乗り越える覚悟で『逢いたい。あなたが欲しい』と思えるメイシアが「強くなったなあ」と思いました。

    後はルイフォンを追いかけて、捕まえて、一生離れないわよっって言ってやりなさいっ!

    あ、イーレオ様、「桜流し」だなんて風流な言葉をごぞんじなんですね。さすが、イーレオ様♡ 

    作者からの返信

    由海さん
     コメントありがとうございます。

     うわわ。
     ……照れます。

     メイシア、ほわんほわんとした恋愛から、戦う(?)恋愛へと覚悟(?)を決めました。
    「好き」じゃなくて、「欲しい」なんですよね。(ちょっと怖い? いえ、ここは勝手に何処かに行ったルイフォンが悪いはず!)

     この調子なら、追いかけて捕まえて、離れないわよっ(というよりも、離さないわよっ! のような気がします)、ができそうです。

     イーレオは風流を好むので、そんな言葉も知っています。
    (「花散らし」かと悩んで、なんか気になって、調べた結果「桜流し」が適当であると判明。
     調べてよかった!)

  • なんて、切ない……。
    愛情が溢れるルイフォンの言葉。つみかさね、読み進めるほどに、ぎゅうっと目頭が熱くなりました。
    でも、彼なら、こうせざるをえない、と思うでしょうね……。

    シャオリエ、いいですね。彼女だからこそ、ああいうふうに言える。
    強い言葉を投げつけているところでも、彼女の言葉にはきっと、深い意図と思いがあるのだろうな、と思って読んでいました。

    おわりかた、素敵でした。
    水底に、ふっと灯りがさしこむようなかんじ。メイシア、行けー!

    作者からの返信

    眞実さん
     コメントありがとうございます。

     彼が、自分が正しいと信じる道を選んだ結果、「切ない」選択をしました。
     誰も、こんなことを望んではいなかったと思います。
     けれど、彼はそうするしかない、と思ったのでした。
     自棄になって飛び出したなら止めた、けれど冷静だったから、とイーレオが言っているとおり、もう見守るしかない、と……。

     ……って、シャオリエは思ってなかったみたいですね。
     あれは、メイシアをけしかけていますね。
     彼女が強い言葉を投げつけているときに、信じてくださり、ありがとうございます!
     嬉しいです!

     終わり方、良かったですか。
     良かったー。
     しんどいのは前回だけでいいや、と、こうしました。

    「水底に、ふっと灯りがさしこむようなかんじ。」
     なんて素敵なお言葉。嬉しいです!

     メイシアへの応援、ありがとうございます。
     今、彼女はルイフォンに向かって一直線です(到着は来週……)。

  • 『生きる世界が違ったんだ』という言葉が、ぐさりと刺さりました。
    切ない……ルイフォンさんの気持ち、すごく伝わってきました。
    メイシアには我儘に、このままルイフォンのところまで行ってほしいです!(ハオリュウだってきっとそう言ってくれるはず……!)

    近況ノートも拝見しました。
    この終わり方、希望があってすごく素敵だと思います。
    これからの可能性が感じられて、続きに明るさがみえてほっとしました。
    そしてエルファンとメイシアのふたりは――あれ、この二人って今まであまり話してなかった気がしますが、どうなるんだろう。
    ふたりがどんな話をするのか、その関係も気になります。(◍•ᴗ•◍)ゝ

    作者からの返信

    冷世さん
     コメントありがとうございます。

    『生きる世界が違ったんだ』に、「ぐさり」をありがとうございます!
     ルイフォンとメイシアの世界が違うこと。実は、今まであまりうまく書けていなかったと思うのです。そこ、気になっていました。(↓こんな感じに)

     ルイフォンの暮らしぶりが結構、豪勢なので、そんなに「差」はないかな……。(ルイフォンは大金持ち設定が、第七章の最後にちょろっとでていたり……)
     メイシアの方も、危険とは縁遠いと言いながらも、誘拐の危険なんかはあるわけで……。(異母弟ハオリュウは誘拐されたし……)

     だから、『世界が違う』と言っても、重みがないかな……と思っていました。
    (メイシアの父コウレンが、善人すぎて優しすぎて綺麗すぎたのが印象的で、ルイフォンは『生きる世界が違う』と感じたわけなのですが、そこはうまく書けてないなぁ……と)

     メイシア、今、ルイフォンのところに向かっています。
     あとは、彼女が何を言うかに掛かって……?

     近況ノートを見てくださり、ありがとうございます。
     前のエピソードがああだったので、しんどい状態で「また来週」は、私が嫌だったんですよね。
     ホッとしたと言ってくださり、どうもありがとうございます!

     エルファンとメイシア、確か「会話している描写」は書いたことがなかった気がします。
     たぶん、(なんかもう、はるか昔のことの気がしますが)第七章で陽動を引き受けてくれたときに、お礼は言っていると思います。
     さて、何を話すのか(エルファンのことだから、寡黙に何も話さないのか)。

  • せ、切ない……(涙)
    なんて切ないんでしょう……(大泣き)
    メイシアとルイフォンのお互いを想いあう気持ちが美しいです!
    二人がこれまで積み重ねてきた時間があるからこそだと思います。

    そして、ハオリュウは足に不具合が残ってしまうのですね……(涙)

    エルファンがメイシアを手を貸す展開になるとは思っていませんでした!Σ( ゚Д゚)

    そして、いつも言いにくいことをズバッと切りこむシャオリエさんの気風の良さも好きです(*´▽`*)

    作者からの返信

    綾束さん
     コメントありがとうございます。

    「切ない」とのコメント、ありがとうございます!
     このエピソードは、ふたりの心情を考えると、もう「切ない」にしかならない、と思いながら書きました。

     ルイフォンは、メイシアのそばを離れたいわけではないけれど、自分にはそばに居る資格はない、と考えて、黙って姿を消す――これしかない。
     メイシアは、ルイフォンと出逢う前だったら、そのまま言われた通りに貴族に戻っていたかもしれないけれど、彼女は「我儘」を覚えてしまった。だから、彼を追わずにはいられない――それ以外、考えられない。
     こんな感じでした。

     積み重ねてきた時間……(作中時間的には、本当は100も時間ないっ……)。
     つ、積み重ねてきた想いがあるのでした!

     ハオリュウへのお心遣いありがとうございます。
     そして、すみません。
     あの状況でしたので、仕方なかったのでした。

     エルファンの行動を意外に思ってくださり、ありがとうございます。(狙った)
     ルイフォンと約束したイーレオは、どうしてもメイシアに手を貸すことができないので、彼が動いてくれて、私も助かりました。

     そして、シャオリエ。
     彼女がいなかったら、どよーんとしたまま、収拾がつかなかったと思います。
    (彼女の行動も、私が助かった)
     今回の流れを可能にしたのは彼女がいたからこそ、でした。良かった!(私が……)
     彼女の気風の良さを好きと言ってくださり、嬉しいです。


     また、近況ノートへのコメントもありがとうございました。
     お暇なときにお越しください。
     https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054887660433