遠恋

作者 奔埜しおり

24

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★★★ Excellent!!!

想いを寄せ合う、高校生の女子と男子。ふたりの抱く恋愛感情が、真に等身大で描かれた清涼感に溢れる作品です。筆致は細やかで丁寧、高校生らしい一人称に難解な言葉は登場せず、終始、ふたりの物語を近くで感じられました。
年ごろのありのままの姿は、無理な背伸びや奇跡に頼らないラストシーンまで貫きとおされます。ドラマ性は弱いものの、だからこそ生まれる「自分もそうだった」の共感により、心地の良い余韻が残りました。

★★ Very Good!!

※)読者企画〈誰かに校閲・しっかりとした感想をもらいたい人向けコンテスト〉参加作品としてレビューします。

〈まず通常レビューとして〉

 幼馴染みの二人。成長して綺麗になった女の子と、男の子(!?)。
 大学進学を機に離ればなれになってしまう二人の、冬の日の記憶と今。

 ヒロインの心の動きが可愛らしく描けた恋愛小説です。


                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

〈以後本格的に〉


 幼馴染みの男女による恋模様――というシチュエーションはもはや定番すぎて、工夫を凝らさないと先行作品の印象を乗り越えることは難しい域にある。そういう難しいテーマだと言えるだろう。この短さの短編であればなおさらだ。

 そのようなテーマにおいて本作はどのように読まれるだろうか、というと――

 突出した力強さは見いだせそうにはない。

 さりとて、これは工夫がないというわけではない。こうした幼馴染み二人で片方が勝ち気なお姉さんキャラの場合、保護者的な振る舞いを見せるのが定番なのだが、本作では「女らしくなってあいつに女とみられたい」という方向へと進ませている。ここは重要な工夫で、それ自体は良いことだ(ツンデレと呼ばれるもの… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

まぁ他にヒロイン居ないから一択なんですけどね。

幼馴染ヒロインは滑り台ポジション。
そんな風潮が出来てから何年が過ぎたでしょうか。
昔は幼馴染こそ大正義だったのに、昨今はその逆パターンが流行っております。

そんな中、久し振りに拝みましたよ幼馴染大勝利。
遠距離恋愛はマジ辛いですけど(経験者)、せめてフィクションの中では、2人の未来に幸多からんことを。