第18話 ディー
まず鼻が長い。
尖った耳がぴんと立っている。全体は雪のように白い毛に覆われているが、首元や耳の後ろ、背中から尾にかけては焦げ茶色の毛が生えている。触ってみると毛は見た目ほどには柔らかくはないものの、厚く粗めの毛は触り心地が良い。顔はどちらかといえば釣り目で、しかし愛嬌のある目元と背中側に丸く沿った尻尾のおかげで、精悍というよりは可愛らしいという印象が強い。
それは立て耳の犬であった。体高は五十センチを越えており、ずっしりと重量感がある体格だが動きは俊敏だ。スピッツ犬の一種であろう。
「リリーだよ」
リリー。リリヤと似た名前だな、とディーは故郷に残してきた恋人に想いを馳せた。毛の色も白で、リリヤのプラチナブロンドを髣髴とさせる。何より可愛らしく人懐こいところが似ている。
「アーニーと夫婦でね、子どもがいっぱいいるの」
自慢げに言った撫子のその発言を、ディーは忘れたくなった。アーニーとは、どこのどいつだ。ぼくのリリヤに何をしたんだ、と犬のことだとはわかっていながら、そう思わずにはいられなかった。探してみればアーニーは茶を基調とした体毛の犬で、リリーに比べると一回りほど小さく耳も少し丸いものの、目の上にある黒縁が力強い眉のようで、きりりと男らしい。初めて会うはずのディーにも吠え掛かることなく大人しく、しかし怯えているというわけでもなく、まぁ悪くない犬である。
「この子たちは、産まれたばっかり」
リリーとアーニーの赤ちゃんなの、と撫子が胸に抱えた二匹の子犬は、親より祖父母の毛色を濃く受け継いでいるのか、灰色の毛を持っていた。顔は日本の伝統芸能である歌舞伎のように灰色の毛が配置されており、なかなか愉快な表情である。まだ歯の生え揃っていない口で、お互いの口元を甘噛みし合いながらじゃれているさまは、見ていて思わず笑みが漏れてしまう。
子どもがいるならば、仕方がない。子どもには勝てない。親にも。こいつになら、まぁリリーと夫婦だと認めてやっても良いかな、とディーはアーニーの耳の後ろを掻いてやった。
ディーと撫子が来ているのは南緯四〇度帯集落の東端にある犬小屋であった。正確には犬の小屋と柵で囲われた運動場が併設されたものであり、犬小屋とはいっても普通の家と同じく、木組みに二重の毛皮で覆われた、しっかりとした作りである。
晴れているからだろう、犬たちは広い運動場の中で放され思い思いに走り回っている。二〇を越える犬たちが一度に走り回れるほどに広いその運動場は、雪で覆われて白い。ディーと撫子その中を歩くと、寄ってくる犬あり、逃げる犬あり。
「ディー、ひとりで暮らそうとしてるのに、家がないんでしょ。リリーたちに負けてるね」
そんなふうに撫子に笑われる。確かにその通りで、犬に負けているというのは悔しい。おまけにリリーとアーニーは夫婦で子まで作っているわけで、そうすると恋愛事までで負けているということになるな、とディーは自らの身を呪わずにはいられなかった。
「リリーの子たち、ぼくが名前付けて良いっていわれてるんだ」
良いでしょ、と撫子は両の手を頬に当てて、嬉しそうに言う。子どもは何も考えずに、無邪気だ。
このオングルの大地はあまりにも冷たく、無慈悲だ。しかしこの惑星で生まれ育った撫子は、このオングル以外の世界を知らないのだろう。だからこの状況を苦難だと感じることはない。
だが犬の運動場にやってきた少女は十字の形をした苦しみを背負っているように見えた。
小柄な女の多いオングルの住民の中で、一際小さく、線の細い少女だった。そのため、ここのところ何人もの女と一度に会ったために、住人それぞれの区別をつけるのに苦労していたディーにも、彼女が遠目でも誰であるかを認識することができた。石竹とともに犬橇で南へ赴き、自分を助けてくれたという少女である。ディーが無敵号を初めて目撃した日に、石竹の家に来てくれた。その後に、女たちに取り囲まれそうになったときも助けてくれた。
確か名は、一華とかいったか。
あれ以来会わなかったが、犬のことを担当していると言っていたので、世話をしに来たのだろう。しかし、それにしては柵を越えて犬の運動場に入ってきても表情が暗く、足取りも覚束ず、心ここにあらずといった様子。いち早く一華がやってきたことを察知した撫子が、おおいと手を振っているのにもしばらく気付かなかったくらいである。
彼女がようやく顔をあげたのは、犬たちが主人の来訪に気付いて尾を振り始めてからだった。一華は犬の群れの中にいる撫子とディーに気付いたようで、きゃあ、と甲高い声をあげてその場に尻餅をつく。小柄な体格の少女からすればディーの身体が異様なほどの威圧感を持っているのはわかっているが、さすがにこうもまで驚かれてしまっては少し心が痛い。おまけに自分たちの主人が攻撃をされたと思ったのか、犬たちがディーを取り囲んで唸りを上げ始めたのだから始末に終えない。
すぐさま一華は立ち上がって頭を下げた。驚いてごめんなさい、と。そして犬たちの収拾をつけ始めた。日頃犬の世話をしているというだけのことはあり、犬を落ち着かせるのは早かった。
「犬に餌をやりに来たのですが、少し考え事をしていたから気付くの遅くなってしまったのです」
一華は謝罪をしながらそう説明した。ディーは頷いて返す。もともと謝られるようなことをされたわけではない。
撫子が餌をやるのを手伝うというので、ディーもふたりの少女を手伝うことにした。ほとんど遊びの調子の撫子はともかくとして、長年犬には慣れ親しんできたのであろう一華の行動はさすがに板についている。犬用の皿を並べ、餌を入れると、犬たちは皿の前に整列するのだが、座ったままで皿の中身を凝視し、動かない。
「よし」
と一華が言ったのは、丸三分経ってからだった。号令と同時に、犬たちが勢い良く皿に口と鼻を突っ込む。どうやら一種の訓練だったようだ。
「ぼくだったら、ぜったい無理だな」
と撫子が言ったのは、一華のように犬を上手く扱うことか、それとも犬のように飯を前にして我慢できるかどうかということか。たぶん後者だろう。一華も同じことを思ったのか、くすくすと笑った。
その後は犬を散歩させるというので、ディーと撫子は一緒についていった。幾つかの引き綱を一度に掴み、一華は犬とともに歩む。犬たちはたまにあっちこっちに目を向けたり、立ち止まって雪を掻いたりするが、基本的には一華の歩みに合わせてゆっくり歩く。
春が近づきつつあるというが、視界は未だ銀世界だ。ぽつりぽつりと立っている家屋を除けば、雪に覆われているばかり。いや、他にも一箇所、穢れない純白から程遠い色が見える。集落南部に位置する小山、無敵号の鎮座している壁の穴だ。歩きながら足元を見ていると、雪が融けて赤茶けた土や黄褐色の苔の色が見えるようになってきた。まるで線を引いたかのように、雪と土の境界ができている。
「撫子は、何の意味?」
とディーが尋ねる気になったのは、壁の穴に近づいて無敵号の名前の意味をふと思い出したからだった。無敵、とは、何よりも強い、ということらしい。オングルでは漢字を使っているらしい。漢字にはひとつひとつに意味がある。ならば撫子という漢字にも意味があるのか、とそういう意図で尋ねたのだった。
「え?」
「えっと……、名前の意味が、何か」どうにか言葉にしようとするが、上手くいかない。
「撫子が何かってこと?」
たぶん、そうだ、とディーは頷く。
撫子は珍しく思案顔をしていたが、やがて一華を見て、「ねぇ、無敵号のほうに行こうよ。どうせ、どこ散歩しても同じでしょ?」とせがむ。
一華は少し逡巡する様子だったが、ディーを一瞥したのち、頷いた。
「あ、ディー。あれ、撫子だよ。撫子。この花」
と壁の穴の無敵号が見えるようになって、撫子が岩山に向けて走り出す。
岩肌の傍、しゃがみこんだ撫子が春に近づきつつある昼の陽でで苔生した地面を示した。そこには、彩り豊かとまではいえないまでも、地を這うようだったり、綿毛を蓄えていたり、さまざまな形の花が咲いている。
「
と嬉しそうに撫子が指差すのは、束になって花を咲かせる鮮やかな黄色い可憐な花である。
これは
これは
これは
これは
いくら春に近づきつつある陽が暖かいからといって、いくら無敵号の熱を受ける岩山の傍らだからといって、いくら花の周りは雪は融けているからといって、雪が降る。風が吹く。霜が降りる。ここはオングルだ。だから冷たい。
それなのに、花が咲いている。
オングルの女たちは強いな、とディーは改めて思った。極寒の、暗黒のこの地で、せめて美しくあるようにと、寒さに強い花の名を付けられたという彼女らは、まさしくオングルの花だ。この地で立派に咲いている。強いというよりは、強くなったというべきか、でなければ強がっているだけか。どちらにせよ、立派なものだ。
「花がお好きですか」
振り返ると、一華が屈んだディーを見下ろすように立っていた。
ディーは頷いた。子どもの頃に住んでいた孤児院の教会裏手には菜園と花畑があった。ディーは男の子同士で泥だらけになるよりは、女の子と花でも愛でているほうが好きだった。
「あなたは本当に、軍人さんなのですか?」
そんなディーを見て、一華が無表情に言葉を紡ぐ。
なぜそんなことを問うのか。花が好きな軍人は駄目なのか、信用できないのかと思えば、どうやら違うらしかった。
「なぜ、あなたは軍人さんなのですか?」
ディーにも解りやすい言葉選び、話す速度、文法でありながら、彼には初め、その言葉が意味するところが理解できなかった。
なぜ、軍人なのか。遅れて頭の中に入ってきたその言葉を解釈するのならば、なぜ軍人になったのかと、そういうことであろう。正しくは、軍人になったわけではない。それしか選べるものがなかったというだけだ。
もちろん職業自由の選択権がないわけではない。たとえ孤児院出身だったとしても、この時代、オングルのような開拓惑星ではない限りは、特殊な技術を必要とされる職業でなければ、仕事は自由に選べる。仕事内容は個々人の適性も重要視されるが、本人の意欲と努力がもっとも大事とされるからだ。金と生活は、上を見なければ両の手に余るほど手に入るからだ。
ディーは上を見た。リリヤとの恋路を見た。見てしまった。
同じ孤児院で暮らしていた少女が富豪の家に引き取られたのは知っていた。彼女の養父が軍の人間であるということも、遅れて知った。孤児院を出る頃に残された選択肢はひとつしかなかった。軍に入る。手柄を立てる。そして、彼女と、彼女と………。
そうして今、いったい自分は何処にいるのだろう。ディーは地を見下ろした。足元には湿った土と、雪塊、僅かばかりの苔。小さな花。生命が生きるのに困難な大地が広がっているだけの世界。
「あなたはなぜ、戦っているのですか?」
一華がさらにさらにと重ねて問うていた。
大事な人がいるからだ、とディーは正直に答えた。
「大事な人を、守るため?」
その問いに対して頷くのは正直であるとはいえなかったが、ディーは首を縦に振って肯定した。自分には本土にリリヤという恋人がいる。彼女を守るために、自分は戦っているのだ。一華にはそう伝えた。だがそれは嘘だ。
リリヤという恋人がいるのは事実だ。だがディーが軍人として働いたところで、リリヤの生活が何一つとして変わるわけではない。
リリヤがいるのは、安全な本土の地だ。このオングルのように、常に外来種の脅威に怯えているわけではない。もちろん戦争を有利に進められれば、それだけ本土での生活は安全かつ豊かになるだろうし、外来種が人類を侵略して虐殺し尽くすという最悪の未来は避けられるだろう。
だがディーは挺身兵だ。兵器を作っているわけではないし、戦略を立てているわけでもない。兵器を操っているわけでも、兵士を奮い立たせているわけでもない。ただ戦争の爪痕が残る場所に下りて、そこで生き残った僅かな人々を救助するだけの仕事に過ぎない。
人を助けるといえば聞こえは良いが、拡大する戦火に曝されての生き残りなど、そう多いわけではない。一度の作戦で助けられる人数はたかが知れている。ディーひとりが、できることなど。だから挺身部隊は、世間に人道的な軍隊を主張することを目的として設立されたとも言われていた。ただ惑星を破壊して撤退を続けるだけではなく、避難民を助けているのだ、というアピールのために。
「誰よりも立派なお仕事だよ」
リリヤはそう言ってくれた。ねぇ、戦ったり、戦うための兵器を作ったり、そんなことよりも、人の命を救う仕事なんだから、わたしは誰よりも、あなたのことをかっこいいと思うよ、と。
だが最も愛しい相手にそう言われても、ディーの心は僅かにしか慰められなかった。
情けなかった。何が最も情けなかったかといえば、自分の仕事に悩み、さらにはそのことで慰めてもらう自分自身が何よりも情けなく感じた。こんなふうに嘘を吐いて、彼女を守れるような立派な男だと思ってほしいと思えることが苦しかった。そしてディーは、そんな任務でさえも続けられなくなった。
ディーはこの作戦を最後に、軍を止めようとしていた。
それはリリヤに懇願されたからではない。ほかの仕事を試してみたくなったからでもない。単に怖くなったからだ。
挺身部隊は数少ない、己の身を以って作戦に当たる部隊だ。人類と外来種との戦争が小競り合いになったとはいえ、それは戦争初期と比べてのこと。辺境では外来種との戦争が続いている。そうした場に、挺身部隊は送られることもある。
戦場に立って銃を撃つというわけではない。ディーたちの任務はあくまで避難者の救助などであり、その作戦も戦況が沈静化してから行われる。戦いの真っ只中に救助兵を向かわせるほど、軍部は無駄を好むというわけではないからだ。だから肉体的な危険はない。
だが任務の中で、傷付いた人々と出会うことがある。遺族のために死体を回収することがある。死亡者や怪我人の数などを聞かされる。それが厭になった。怖くなった。
この作戦を無事終えて勲章を貰えたとしても、それが即ち出世に直結するというわけではない。軍での立ち居地は変わらないだろう。いや、よしんば階級が上がり、挺身部隊として現場に出る必要がなくなったとしても、ディーは知ってしまった。人がいまも傷付いているということを。死んでいるということを。戦争と接している限り、その事実は頭に纏わりついて離れないだろう。だから、もう辞めたい。軍とは関係を絶ちたい。
もう軍にいるのは厭なのだ。怖いのだ。人が死ぬという、その事実と隣り合わせの生活は、もう。ディーは、臆病なのだ。
本当は、リリヤと共にいられれば良いだけなのだ。ただ彼女が傍にいて、愛し合っていたいだけなのだ。ただただ、臆病なのだ。戦場になど出たくはない。ただリリヤと睦み事を営んでいたい。
自分も花なら良かった。女なら良かった。
無敵号の騎手のことに関しても後悔し始めていた。
ディーは石竹らオングルの女たちに、自分を騎手にしてくれるよう掛け合っていた。それが正しいと思ったからだ。そうするべきだと思ったからだ。
だがそんなふうに戦う姿勢を見せたのも一時のこと、石竹や苔桃を押し退けて騎手の座に着こうとしたこともあったが、それは外来種の接近があってのことであり、冷静になってみれば、戦うのが怖かった。無敵号の騎手だなんて、あんな乱暴な兵器に乗って、外来種と正面切って戦うなんて厭だった。
が、そんなことは言えようもなかった。戦いたくないなどとは。花を目の前にして、花になりたいなどとは。伝えるだけの言葉も、心も、ディーにはなかった。何より冷たい雪原に咲き誇る目の前の花たちは、ディーがただ眺めている以上に強く生きていた。耐えていた。戦っていた。
「そうなのですか」
恋人を守るために戦っている、という言葉を聞いた一華は、真面目な顔で頷き、そしてこう言った。
「それは、かっこいいですね」
彼女はリリヤと同じことを言った。ねぇ、かっこいいよ、という彼女と同じことを。
一華の言葉がまさしくリリヤと同じ気持ちから出たものであるとは思えない。リリヤはディーを慰めるためにその言葉を使ったからだ。だが一華は違うからだ。
彼女の表情はディーをいたわるそれではなく、ただ考えに没頭するようなものであったし、その言葉はディーになるたけわかりやすい語句を選んだものだろう。何より、彼女はリリヤではない。ディーの恋人ではないのだから、同じ心があるはずがないのだ。
そうわかっていても、ディーの心は慰められた。
そしてしばらく彼女の言葉を心の内で反芻してから、ようやくディーには合点がいった。こうして滔々とディーに戦う意義への問いを重ねるからには、彼女は戦うことを恐れているのだ。このオングルの極寒にも負けずに咲き続けられる花ばかりではないのだ。戦うために勇気を分けて欲しいと、そう思っているのだ。
目の前の少女も、自分と同じだ。戦うよりも、犬と一緒にいることが好きなのだ。戦うことが怖いのだ。
犬がけたたましく吼えたのは、ディーは彼女の細い肩を掴んだためだろう。片手でも、指に力を篭めさえすれば簡単に折れてしまいそうな、薄い肩だ。
「おれが戦います」
足元に犬が、また吠えた。リリーの夫、アーニーだ。こいつは雄だ、と当たり前のことを思う。この極寒の地を故郷として、妻を、子を、守っているのだ。立派だ。こいつこそ、かっこいい。
ディーは違う。ここは故郷ではない。恋人もいない。だから帰りたい。故郷に未練があるというよりは、ただ、リリヤの元へと帰りたい。
一華はリリヤとは違う。リリヤよりも若く、リリヤよりも小さく、そしてリリヤよりも弱い気がした。
だがやはりリリヤと同じように小さくて、そしてどこか優しい。
だからディーは告げてやった。自分が戦ってやると。女たちがどんなに反対するにせよ、ああ、オングルの女の代わりに戦ってやると。自分はそのために来たのだから。守るために来たのだから、と。
一華は暗い顔を上げた。
「ほんとですか?」
信じられない、とでも言いたげな表情だった。
ディーは頷いてやった。ああ、本当だ、本当だとも。自分が守ってやる、と。
一華はディーにとって、守りたい対象ではない。石竹や、苔桃や、ほかのオングルの女たちも、そうだ。本当に守りたいものは、遠く離れた地に居る。ここにはいない。
だが守ってやらなくてはと、ディーは思った。どんなに理性的な考え方ではなくとも、そう思ったのだから。
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