第84話 花魁
鬼滅の刃 遊廓編 面白い。最初女装とか誰得だよ、カナヲと師範を出せ😡と思ったが、戦いが始まると見入ってしまう。
なんでさっさとこれをやらなかったのか。劇場版の無限列車編をわざわざTVシリーズにして尺を稼ぐとは姑息なフジよ。
鬼が花魁に化けているのだが、とにかく怖い。沢城みゆきのドスの効いた声と地に足の着いた演技、閉鎖的な環境も相まって、これまでの鬼とは違う怖さがある。
空間演出も巧みで、襖を隔てただけで異質な空気になる。日本家屋の特徴が生かされているように思う。
それにしてもこの蕨姫花魁、どうやって客を取るのだろうか。あのきつい性格で人気が出るのか。
花魁を買うのにかなり金がかかるし、一度きりの逢瀬で完結するわけではない。何度か通って、ようやく床入りとなる。
花魁となると客を選べたらしいが、ドMしか通わなそう。
調べたら、こういう迂遠なしきたりは江戸時代にあったかもしれないという事だった。歴史ヒストリアかなんかでやってたので、大正にもあるのかと思った。でもやっぱりドMしか通わなそう。
子供の頃、岩井志麻子の『ぼっけえ、きょうてえ』を読んだせいで遊廓に怖いイメージを持っている。
アニメが始まる前に子供に遊廓を見せるなんてけしからんみたいな意見があったらしいが、ネットで猫の金玉を検索できる時代に今更。ぼっけえ、きょうてえで遊女デビューするよりマイルドでありんすよ。
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