第66話 らしいこと

ご存じだろうか。カクヨムから文学賞への応募が可能になった。


いまさら〜(IKKO風の煽り)。


マジで文学って何すか。自分わかんないですけど。ネット小説に毒され過ぎて、忘却の彼方なんですけど。


ラノベとかネット小説って、女の子に「助けて頂きありがとうございます」って言わせるスタイルでなりたってきたじゃん。滅私奉公を正当化するというか。お前のために働いてやってるんだっていうのが透けて見える。


それと、自分語りを語るスタイルか。それなら西尾維新が直木賞を取っていないのはおかしい。そんなのじゃダーメ♡ って林真理子に言われて誰が得するのか。


真面目な話、我々は漱石が輸入した小説らしい作法と、二葉亭四迷が落語から導入したらしい話し言葉で遊んでいるだけなのではないか。つまりまだ文学らしいことしかできていないから文学を語る術がない。


異世界ものに毒されすぎてちんちんと、剣の区別がつけばいいと考えている者たちには過酷な禊となるだろう。恐らく選考委員もちんちんとちんぽとまらを混同して判断を誤るだろう。


もちろん私は参加しない。らしいことしかできないのなら、自分らしいことをするまで。









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