第49話映画スタートゥインクルプリキュア

結局観てしまった。笑いたくば笑え。後悔はしていない。


開始直後、応援上映の説明が流れる。ペンライトでプリキュアを応援しようという奴だが、私は資格なしと見なされ、入り口で貰えなかった。正直、このアナウンスを見た時はつい笑ってしまい、自分はなんて場違いな所に来たのだろうと情けなくなったりもした。

だが、もしペンライトを貰っていたらクライマックスで泣きながら「プリキュア頑張れ〜」とやっていたかもしれない。そのくらいクオリティーは高かった。


映画の冒頭、プリキュアの五人が宇宙空間で戦う所から始まる。


戦いの最中、プリキュアの一人、ララは偶然流星にぶつかり、星の欠片のようなものを持ち帰ってしまう。


ユーマと名付けらた星の欠片は意志を持ちテレポートのような規格外の力を発揮する。だが、ユーマを狙って宇宙から悪いハンターがやって来る。


映像はテレビ版よりさらにブラッシュアップされた印象。沖縄の風景や世界遺産、特にウユニ塩湖が美しい。スマイルプリキュアを彷彿とさせるような表情豊かキャラクターの表情と動きは見ていて飽きない。宇宙ハンターとのバトルも見応えがあった。え、これ子供向けなの? というくらい殺陣のレベルが高い。


SAOや文豪ストレイドックスなどの有名作品でもバトルは物足りなかったりする。激しい動きをすると膨大な枚数の絵が必要になるから仕方ないけれど、たまにはあれくらいのものが見たくなる。


変身シーンは割と控え目。流石にこれは戦姫絶唱シンフォギアに軍配が上がる。シンフォギアまでやると変態になるのでプリキュアはこれでいいと思う。


映像も良かったが、私が一番気に入ったのは音楽だ。挿入歌も良かったし、サントラが欲しくなるくらいBGMも良かった。


作品のテーマはサヨナラは永遠の別れじゃないという所か。相手の意志を尊重し、送り出すのは成熟した人間にしか出来ない。異質な他者を受け入れるという作品全体のテーマにも沿っている。


これが出来なかったのが、エヴァやエウレカセブンだった。特にエウレカてめえは絶対許さない。


スタートゥインクルプリキュアは、センスオブワンダー的要素もあり、SFとしても楽しめる。ラストシーンは星に思いを馳せて終わるが、シンフォギアのラストと構図が被る。偶然だろう。多分。


神様の知らない歴史を作らなくても素晴らしいものは作れるのだ。プリキュアはそんなことを教えてくれた。


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