メダカの会議

 二匹の若いメダカが、ちょうど始まったばかりの長老会について話し合っていた。


「まったく、あの老人どもめ。互いに批判し合って足を引っ張り合うしか脳のない、まったく下らない連中だよ」


 その言葉に、もう一方のメダカはふむ、と頷いてから言った。


「ところで、君は批判以外に何かしたのかな?」


 そこで最初のメダカはにやりと笑う。


「なあんだ、あんたもこちら側だったんだね!」


 二匹の若いメダカは、お互いの顔を見つめて、笑いあった。

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