第2話 おはらい屋
旅人さんについていくと、廃ビルへとたどり着いた。
「あのここって…」
「黙ってついてこい」
そのままついてゆくことにした。そして、四階にたどり着いて、ドアを開けた。すると・・・
ボオッ!
いきなり炎が出てきた!そして、
「まてー!今日こそは許さーん!」
という声が聞こえてきた。見てみると、僕と同じくらいの年の人が追いかけっこをしていた。それを見た旅人さんは呆れたように、
「お前たち、ホントに追いかけっこ好きだな・・・」
そういうと、追いかけていた方の人が、
「こいつが、俺のいちごモンブラン取りやがったんだ!」
「そう怒るな、今日は新しい社員をつれてきたんだからよ」
と、旅人さんは言った。え?新しい社員?そう思っていると、いきなりこっちを向いて自己紹介を始めた。
「改めて、俺の名前は、正中涼介。こっちの、お菓子とられて凹んでんのが、天咲竜牙、そんで、こっちの、お菓子食べて喜んでんのが、九十九由哉」
すると、九十九と紹介された人が、こっちに来てこう言った。
「なあ、正中、こいつ顔が犬に似てるからわんわんでいいか?」
すると、九十九さんにげんこつが飛んだ。
ゴイン!
「ごぉめん~」
なんなんだろう、この謝り方・・・と思っている僕をよそに正中さんは、衝撃の一言を発した。
「お前を、うちの会社にスカウトしたい」
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