ヒットパレード・スターダム・しとど降る・幾つ過ぎても
微かに見ませ あれなるは
名にし負う 星の座の演目
カンガルーの奥さんが 水晶宮の設計図を失くし
閉鎖系魔術の課外授業に替えて占う
跳んで目星い前座は数名
光害が決壊する シャチの食い気にたゆたう島
自由の為に栄冠を釜に やがて召し捕る銛先に
百腕義手のムササビ博士 やらかい布きれ閃かせ
燃えるゼラチン投ずれば 空へ膨らむ蒸気船
おばけワカメが遮るところ
この世の歯車を遅らせて回る虫けら 文明人に薬をねだる 雨後も開花も待ち侘びた
軌道は舐めずる標の丘 通信キットと裏メニュー
爬虫類ジャケット 祈っても無駄 重々踏まえ踏み潰すさ
杳としていた野いちごにまで 末期が黒くにじみ出した どす黒くたわむ光を採って きっとおせっかいのもとに帰らなきゃ
でも、どこへ?
傍聴席曰く粛々と
目ん玉もげた醜い金魚 人熱れよそにむくれ面
トランポリンにてお許しを
惜しみなく鳴り止まぬカーテンコール 暦の束をうずめてく潮騒
アロエ肉々しのいら立ちに 君全快の式宿す
ことに
特別なピンで 乳酪の黒潮に縫い止められた
仄明るい蛍たち プレアデスの娘たち
船着場へ手繰り寄せる 幸先と星
昼時も過ぎに見つかったのは ペリカン氏がご自慢の声
旅行鞄にしまわれていた大木
留守電が捉えた霊的証拠
あっちの世界の流行歌
病み上がりの雲
まばゆき哉
まばゆき哉
まばゆき哉 そして
思い思いに着飾った鳥たちの王
仰がれるべき、ただ一つのスバル
星を結べ つらつらと編めば
滅びた国々は 骨格を浮き上がらせる
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