思わず吹き出してしまう話から、しみじみとする話まで多彩な短編がずらりと並んでいます。
ちょっとした隙間時間を、楽しく過ごすのにぴったり。
かくいう私も、食事をしながら読了させていただきました。
難癖で始まる冒頭は、読み進めるごとに味が出てきて、それだけで笑ってしまう。
なのに、内容はシュールだったりと、短いながらも飽きさせない展開が見事な作品です。
運動会のお父さんの格好とか、さらっと書いてそのまま流す。
ええ?そこ、スルーなの?
柳沢慎吾のモノマネの練習?
え?冒頭の怪しい雰囲気は?
と、ツッコミどころも満載。
手軽に読めて、本当に面白かった!