第3話 運命の歯車が動いた。
第3話-①
翌日、朝は、やっぱりハルさんと一緒に登校した。あの時以来、遅刻することなく、この習慣は続いている。
ハルさんは今日の占いが最下位だった、というなんとも女子らしい理由で落ち込んでいた。
実のところ、僕の今日の占いはなんと1位であった。もちろんハルさんには秘密だ。
そんなわけで、今日はツキがいいかもしれない。そんな思いが、僕の心を落ち着かせ、自信を持たせてくれた。
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