第2話-②

チュンチュン、チュンチュン!

コォケコッコォォォォ!!

僕はハルさんと約束した場所に7時50分くらいに着けた。ハルさん、時間に遅れてきたら怖いだろうからね。


……8時を過ぎた。おーい、ハルさーん。約束したあんたが待ち合わせ遅れてどうすんのー?? それとも約束忘れて先行っちゃったとかかな…。


タッタッタッタッ…!


「あー遅刻遅刻ー! ごめんお待たせ、寝坊した上に寝グセまでついちゃってもう大変だったよー!」


「もう、学校遅れそうじゃないですか!明日はお願いしますよ!」


「はいはいっ!ごめんなさーい!」


タッタッタッタッ……

ハァハァハァハァハァハァ


ガラッ! キーンコーンカーンコーン

ちゃくせーき!


「ぎっ、ゲホッ、ギリ間に合…….ハァ、合ったね。」


「ほ、本当ね、ギリギリ、ごめん私のせいで…ハァハァ」


「おー、白沢と馬上、ギリギリだなー。明日は余裕もって来なさいよ。

じゃ、馬上、今日も日直よろしく。」


「アァー!忘れてたー!」


朝は慌ただしかった。いつかハルさんのせいで遅刻することになりそうだ。

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