これまでの女性遍歴 - 童貞からセックスマスターへの性の階段 -

@rocketman

第1話 初体験

娘が生まれる。



ふと、これまでの女性遍歴を振り返ってみたくなった。

自分しか読まない日記だとつまらないので、ここに発表してみたいと思う。



セックスした女性の数は正確には覚えていないが、大体40人から50人ぐらいだと思う。


基本的には一人の子と長く付き合うが、その合間にモテ期みたいなのがあって、一気に数が増える。



一番多い時は13股というのがあった。女の子に嘘はつかないので、全員同意の上だ。


もちろん、わざわざ言わなくていいことは言わない。



13股だと毎日デートして毎晩1-3回セックスするのを13日間続けて、1日休んで、2週間でワンクール。


体力が続く限りやって3ヶ月ほど続いたが、13人目の子が本命になったのでやめた。



やめたというか、みんな潮が引くように疎遠になっていった。


このあたりの女の子の勘というのはすごい。



自分の見た目は特にイケメンというわけではない。女の子に金をかけるわけでもない。



デートは基本割り勘だし、貧乏なときはホテル代も割り勘にしてもらっていたこともある。


もっとも、割り勘とは言っても、年齢差や所得差があるときはほとんど払ったりもする。貧乏な時は8000円の会計を半分負担してもらって、お金があるときは2万円の会計で1000円払ってもらう、みたいな形だ。


あくまでも割り勘にするのは、借りがない人に一方的に奢ると、多少なりとも相手の心を買うことになると思うからだ。


自分は金で女の子を買ったことがない。



その代わり、一緒にいるときは常に相手のことを考え、セックスも常に一生懸命やる。


セックスは上手い方だと思う。年季もあるが、皮膚が触れると女の子の感覚が自分の感覚のようにわかる。


相手が望めば、一晩中セックスすることも問題ない。



初回で相手が人生で初めてイクこともあるし、一晩で数百回イッた相手もいる。



これに関してはギフトだと思う。ご先祖様ありがとう。



ただ、女の子に満足してもらうための基本的なメソッドは誰でもできる。


まったりキスして、たっぷり触って、じっくり舐めて、ちんこでぐちゃぐちゃにほぐす。


これだけだ。



しかし、これだけのことが、ほとんどの日本人男性はできない。



女性とは基本的には子供を産む人たちだ。


彼女たちの性エネルギーはとんでもない量なのに、日本人の男性はあまりにも女性像が歪んでいるため、これに向き合える男が少ないのだ。



女性の性欲すら認められず、フェラチオは求めるくせにクンニはしない。


自分の排泄しか頭にない男ばかりだ。


多くの女性の欲求不満レベルはものすごい。


だから、付き合っている相手がいないときや、付き合っている相手に満足できないときに、俺のような「ベッドの中の自分」も認めてくれる男に列をなす。



モテたい、彼女が欲しい、彼女や妻を大切にしたい、そう思う男は目の前の女性を認めるだけでいい。


なぜこんなに簡単なことができないのだろう。日本社会は歪んでいるといつも思う。


とは言え、もちろん自分も最初からこんな技術や考え方を持っていたわけではない。経験の少ないうちは実にひどいものだった。



初めて付き合った子は女子高生だった。年齢は相手が1つ上で、自分が高校2年生、相手が高校3年生のときだ。通学電車で一目惚れして、それから半年ほど経ったある日、意を決して電車内でいきなり映画に誘った。


アダムズ・ファミリー2という、他愛もない映画だった。


自分はアクション映画を観たかったが、女の子には激しいだろうか、と童貞なりに配慮した結果だった。


今思い出すと電車内の告白シーンは本当に赤面モノで、実際、周囲の大人たちも色めき立っていた。


相手もよく承諾してくれたものだと、今は思う。



何度かデートを重ねて、親が居ないタイミングを見計らって彼女の部屋で初めてセックスをした。


童貞処女のセックスだった。


よくわからないまま事は進み、よくわからないまま終わった。相手がとても痛そうだったことをよく覚えている。


今考えれば、前戯がヘタクソ過ぎたのだろう。


たくさんの女の子とセックスしたが、処女は後にも先にも彼女だけだ。



それからは高校生らしいたどたどしい恋愛とセックスを重ねたが、初恋はドライな現実の前に崩れ去った。相手が先に高校を卒業して社会人になり、話や距離感が合わなくなって別れることになったのだ。


今思えば、彼女に新しい相手ができたのだろう。



もう10年ぐらい前になるが、実家に帰ったときにたまたま会った共通の知り合いから、彼女に2人の子がいるという話を聞いた。良い母親になっているといいなと思う。

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