第1章-3話
ようやくチャージユニットについた
さっそくチャージしようと手をかざし認証を始める
「ビー!!」
エラー音が鳴り、認証しない
「は?」
素っ頓狂な声を出してしまったがもう一度試みる
「ビー!!」
またも認証しない
「どうなってんだよ・・・・預金残高不足してたっけ?」
携帯ユニットを開き預金残高を確認する。
残高:4万6千グース
「ちゃんとあるよな・・・故障か?勘弁してくれよ」
そう呟きながら何度も認証するが、一向に認証してくれる気配がない
「まじかよ・・・・」
チャージユニットが置いてある街は大きな街のみ、
つまり俺は別のチャージユニットがある街に、
また自転車を走らせなければならないということだ。
「巡回ユニットはなにやってんだよ!」
巡回ユニット、それは街の安全、生活を守るユニット
街にある装置に異常、または故障があった場合
巡回ユニットが飛んできて修理、整備をする
そのほかにも犯罪があった場合飛んできて対処をするのも巡回ユニットだ。
「そういや今日、巡回ユニット見てねえな・・・」
俺は思い出した、カインと会うまでも、ここに来るまでも
一度も巡回ユニットを見かけていない、
普段なら絶対にありえないことだ。
巡回ユニットは見落としが無いよう、決められたルートを
自動で巡回している、だからどこを通っても
必ず見かける、見かけないなんてことはありえなかった。
「謎の鉄の球体・・・」
ふと俺はカインの言っていたニュースを思い出した、
好奇心が沸いてしまったのだろう、そこに向かうことにした。
「まぁ、関係ないと思うけど・・・」
だがこれが運命が止まる、最初の日になる
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