WCS2009-2010
今回はWCSという名前が初めて用いられた2009年の大会から振り返っていく。2008年以前は筆者もあまり詳しくないため言及できない、という理由もあるのだが。
WCS日本国内予選はオフライン大会(会場大会)とオンライン大会(ネット大会)に二分することができる。
WCS2009,2010 = オフライン大会(会場大会)
WCS2012-2016 = オンライン大会(ネット大会)
※2011年は震災の影響で国内大会は非開催
となっている。まずはオフライン大会であるWCS2009,2010から振り返る。
この2年は都道府県ごとに大会を行い、優勝者を関東に招集して全国大会を行った。当時は㈱ポケモンもお金を持っていたのだろうか。ちなみに、2009年から現在を通して大会への参加費は交通費などを除けば一律ゼロである。
2009年、2010年に開催された国内大会は多くのプレイヤーによって懐古され、この時代はよかった、などと称賛されることが多い。
実際に後に行われた2012年以降と比較すると大きな問題はほとんど起きなかった。(○○県の優勝者が改造ポケモンを使っていたらしい、程度の話題は少し見かけたが。)
称賛されることが多いのは問題が起きなかったからではない。会場で集まって大会を行うことで他プレイヤーとの交流ができたり、また特別なイベント感を演出されていたからであろう。
1つだけ、どうしても擁護できない点があるといえば会場のキャパシティの問題だ。
当時は東京大会など人が多く集まる会場では抽選漏れによるいわゆる0回戦敗退が多く発生したことだ。
逆に、過疎地域ではレベルの低いプレイヤーが決勝に上がる、などと言ったことも起きた。
こういった問題を考慮した結果、㈱ポケモンはWCS国内予選をオンラインでやればいい、という結論に至ったのだろう。多大なコストをかけてポケモンオンライン大会システムを構築した。
当時はオンライン大会の実装、またオンラインランダムマッチングによる対戦の実装(昔はWiiを使わなければできなかった)などユーザーにとっていいことづくめかのように思われた。
しかし、このときは理解していなかったのだ。㈱ポケモンはポケモンの競技プレイヤーのことなど全く見ていなかったのだということを。
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