3.nobody knows

アレ?学校といえば、そういや今の緊急車輌が向かった先は、市街地のボクの通う高校のある方向だったな。

理由はわからないが、なんだか妙に胸騒ぎがしてきた。

大学受験はおろか、行ってる高校まで無くなっちまったら、流石に洒落や冗談じゃ済まなくなる。

花の高校生から、ニートに格下げだなんて事になったら、たまったモンじゃないもんなあ。


今は学校の授業は休講中だけれど、体育会系の連中は、こんな時でも部活の練習には余念がない。

昨日の帰り道でも、女子バスの顧問の体育教師が「1日の遅れは1週間の遅れと同等だゾ!」とか、意味不明な事を喚いていたっけ。

この体育教師はいつもパッツパツのもっこりジャージ下を履いていて、男のボクから観ていても非常に痛い。

日本にスキニーパンツを流行らせたのはこの先生だという噂があるくらいで、おそらくこの体育教師は、あえてワンサイズ下を買ってるに違いない。

モッコリジャージ協会があったなら、彼は初代会長に間違いなく推されて就任しているに違いない。

何を好き好んで、あんなパッツパツなのを履いているのかな?

このフィット感がたまらないとか、そんな感じなのか?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る