鬼探しゲーム プロローグ『始まり』

HR新・鬼探しゲーム

HR『始まり』

悠「遅刻だ…。」

僕、松村 悠は時計を見ながら言った。

ただいまの時刻、7時47分。

僕の家から僕の通っている幸美中学校まで、走っても10分はかかる。

完全着席時刻は7時55分だ。

悠「もう無理だ…。歩いていこう。」

僕は学校の準備をして、玄関から出た。

慧「悠、遅い…。」

悠「ああ、ごめん…って慧美瑠!?」

外には、僕の彼女、海川 慧美瑠がいた。

慧「悠のこと、待ってたんだからね!ほら、行くよ!」

慧美瑠は僕の手を取って走り出した。

?『私も君たちのことを待ってるよ。』

突如、後ろからキンキンした甲高い声が聞こえてきた。

僕は後ろを振り返ったが、桜の木が2、3本あるだけで誰もいなかった。

悠「今のは…。」

慧「どうしたの、悠?」

慧美瑠が立ち止まって、僕に聞いてきた。

悠「ううん、何でもない。早く行こう。」

僕と慧美瑠はまた走り出した。


それは4月23日の出来事だった。

プロローグ『始まり』END

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鬼探しゲーム0 @redwing

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