第184話 電車に乗って

昨日の話。

最寄駅から電車に乗った。

病気になってから、と言うか電車に乗れなくなってから、最寄駅から1人で電車に乗るのは・・・たぶんまだ両手で数えたら指が余る。

片手でも余るかも知れない。


最寄駅までは、線路沿いを歩いた。

怖かったけれど、今迄も何回かは最寄駅まで歩けるようになっていたから、昨日も行けるはず、と思いながら頑張った。

行けて良かった。


改札を通るときはドキドキした。

それでも、通れた。

電車に乗った。

電車内は空いていて、すぐに座れたし、子供も居なかったので目的地まで行けた。

実は先日も行こうとしたのだが、車内にきゃっきゃと騒ぐベビーカーが乗ってきたので車両を変えようとしたら、通路を塞ぐように大きな荷物が置いてあり。

諦めて降りて、次の電車を待とうと思ったら、ホームには姦しい学生さんたちが居て、無理だったので引き返したのだ。


目的地はしかし、長いこと行かないでいたら、様子が変わっていた。

とあるお店が用があったのだが、規模が縮小され、目的の物の売り場も探さなきゃならなかったし、買い物を済ませて食事でも・・・と思ったら、同じ建物内のレストラン街も様変わりしており、お店を見るだけで疲れてしまい。

丁度お昼時で、お腹もすいていたから、適当なお店に入って適当に食べて、早々に出てきて撤収した。

最寄駅で降りたが、線路沿いを歩く元気はなく、遠回りして帰宅。

帰ってきてから、ぐったりして、布団にもぐりこんだ。


それでも、欲しかったものは買えたので。

最寄駅まで、往路だけだけど線路沿いも歩けたので。

少しずつ、ステップアップしているのだと思う。

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