第183話 こつぶと薬

先日の週末、旅行に行った。

伴い、こつぶさんをしろたんのときにもお世話になった動物病院のペットホテルに預けた。

動物病院がやっているペットホテルなので、ついでに健康診断もしてもらったトコロ、こつぶのお腹に寄生虫(蟯虫)が居ることが判った。

ホテルにお泊りしている間はお医者先生にお薬を飲ませてもらっていたので良かったのだが、帰宅後、薬を飲ませようとしたら、プイってされた。

大好きなご飯、クッキーの上に垂らしても、これ違うよ?いつものクッキーじゃないよ?って顔をして、食べない。

それでも元々が食いしん坊なので、普段のご飯を少し減らし、お薬用にクッキーを多めに取っておいて、何とか誤魔化しているのだが。

甘いシロップで味付けしてあるのだが、お気に召さないらしい。

1度、嫌がるこつぶを無理やり掴んでみたものの、硬く口を閉じたままじたばたされただけで、投薬には失敗した。

ハムスターは下痢に弱い。

幸い、現状ではその症状は見られず、本人も至って元気で、カラカラ走っているし、ご飯も良く食べる。

とは言え、食糞の習性もあるので、糞に混ざった蟯虫の卵をまた食べてしまう恐れもあるし、消化器官系に悪さをする蟯虫の寄生は、珍しい症状ではないものの、早めに完治させるに越したことはない。

家の掃除はこまめにするとして、どうやって薬を飲ませるか、頭を悩ませている。

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