第163話 しろたんの通院
第156話で、術後のしろたんの患部が腫れてしまい、採取した細胞を検査に出したと書いた。
今日、その結果を聞きに、病院に行った。
診断は、「リンパ芽球の出現を伴う化膿性肉芽腫性炎」だった。
ぶっちゃけ、何のことか良く判らなかったのだが、お医者先生が
「ちょっと化膿しちゃって腫れてましたよ、って事です。」
と噛み砕いてくれたので、良く判った。
検査結果の所見用紙も頂いたのだが、生物は理科の時点で残念ながら理解できなかったので、「(前略:マクロファージがどうのとか書いてある)・・・リンパ芽球(幼若リンパ球)も混在しているが、芽球比率は3割を超えず、積極的な増加は認められず。その他、明らかな細菌、真菌、寄生虫などの感染微生物、異物等は検出されず、直ちに悪性と判断されるような異型細胞の出現も認められない。」
が、具体的に何なのかは判らなかったけど、最後の1文、「直ちに悪性と判断されるような異型細胞の出現も認められない」にフォーカスすれば、悪性腫瘍の可能性は低い(それを成す細胞が検出されていない)ということになる。
ほっとした。
2週間前の通院時、薬をステロイドに変えており、この2週間で腫れもひいてきた感じがしていたのと、しろたんが患部に触られても嫌がりも痛がりもせず平気な顔しているので、大丈夫かな?とは思っていたのだが、大丈夫だったらしい。
これからは寒くなるから、冬眠による仮死状態にならないように気を付けてあげる必要があって、あと、通院ごとに量っている体重が毎回減っていっているのは懸念案件でもあるので、「薬の必要はもうないと思うけど、念のためサプリメント出しておきましょうか」と言われたので、それは頂くことにした。
あとは食事内容、良質のたんぱく質を摂らせてあげてください、とのことだったので、小動物用の乾燥豆腐やスクランブルエッグをあげていることは話したのだが、加えて煮干しや鳥のササミなんかも良いですよ、と言われたので、一旦しろたんと一緒に帰宅してから買い物に出かけ、小動物用の煮干し、チーズ、ついでに乳酸菌入りのタブレット、ササミのふりかけ(ドッグフード:これはお医者先生に、もともとハムスターは雑食なので、ドッグフードやキャットフードを少しあげてみるのも良いかもと言われたことに起因する。実際、病院ではフェレットのご飯を少し実験的に頂いてみたところ、あっさりと召し上がられたので、先生に苦笑されながらフェレットのご飯をお土産にもらってきたくらいだ)を買ってきた。
早速いろいろあげてみたのだが、もともと好き嫌いが激しくて、もう2年2か月(人間年齢にすると大体75歳とかそれくらい)のしろたんは、初めて見る煮干しに少し興味は示したものの食べるには至らず、乳酸菌タブレットには興味すら示さなかったので、煮干しとタブレットは要らない子になった。
チーズはぱくついて、おかわりを催促し、頬袋にため込んでいたので、多分お気に召したのだと思う。
あとでご飯のときに、シイタケ由来のサプリメントはキャベツに乗せて、ササミのふりかけはご飯に混ぜて、少量あげてみる心算でいる。
しろたんは、2014年の11月24日に家にやってきた。
あと1週間で、家族になって3年目になる。
その日を元気に迎えてもらいたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます