第161話 10年会

相方と俺には共通の趣味がいくつかあって、その繋がりの友人がたくさんいる。

先日、そのうちの1つ、「TRPG」の仲間たちを招待して、セッション会を開いた。

呼びたい人と会場のキャパシティの関係で、2日に分けての開催になったのだが、食事会のみの参加の人もあわせると、総勢32名が集まってくれた。


セッション会そのものは、実は俺と相方の間では、夏前から秋にやろうと話をしていた。

2日にわたる開催で、各日3卓規模のセッション会になるため、GMが6人必要だったから、俺が両日、相方が11月の1卓を担当することにし、残り3卓の3名と、もしものときために予備GMとして更に2人の友人に、GMの依頼をしたのが夏。

幸い、5名とも快諾してくれ、両日とも大盛況な会になった。


ご招待したかった人はもっと居たのだが、会場キャパと日程の都合で、タイミングが合わなかったりお声掛けができなかったりと言うのもあったから、線引きをせずに&皆のタイミングが良かったら、もっと人数が増えていたかもしれない。


セッションそのものも楽しかったのだが、両日ともに、俺たち夫婦は知ってるけど、友人同士としては初対面と言う人も多かった中で、参加してくれた友人たち1人1人が皆つやつやと楽しそうにして、2次会の食事会も盛り上がったのは素直に嬉しかった。

そもそも、俺たちの出会いの切っ掛けも、ある2人の友人が立てた「TRPGクラスタの知り合いを呼べるだけ呼んだら何人くらい集まるかな?」という企画で知り合いを集めたのがそれだったから、折角の節目の10年だし、普段繋がりのない(あるいは薄い)友人同士を集めて、セッション会を開こうと思ったのだ。


結婚前も結婚後も、TRPGそのものはずっと遊んでいるものの、この10年でメインで遊ぶ人たちが代わったりもあり、中には疎遠になってしまった人も居るのだが、逆に最近知り合った人たちも居て、今回集まってくれた32名は、そんな新旧入り乱れる32名だった。


皆が居なかったら、出来なかった企画だ。

来てくれて、ありがとう。

楽しんでくれて、ありがとう。

勿論、俺も相方も、心の底から楽しかった!


本当に、良い記念になった。

皆の笑顔が嬉しかった。

素敵な時間を、ありがとう。

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