第106話 14kmの散歩と水族館

昨日は縫いぐるみに話しかけたりしていたが、今朝は元気だった。

元気だったので、また14km歩いてきた。

往路の10kmは、朝早かったせいもあり、そこまで大変ではなかったが、帰路の4kmは日差しもあって、気温も上がっており、なかなかしんどかった。


昨日一昨日と電車に乗れていたのだから、今日も1駅電車に乗ればよかったのでは?と気付いたのは、県境の川を渡っているときで、引き返すにしても中途半端と言うか、むしろ歩き切ってしまった方が早い頃だった。

もう少し気付くのが早ければ、電車に乗って、涼しく帰って来れていたかもしれない。


それでも、毎週1回は14km歩く、と決めてから、先週は予定がつかず歩けなかったけど、先週以外は毎週ちゃんと歩けている。


もともと運動が苦手かつ嫌いで、唯一まともに出来るのがスキーだけと言う残念な運動神経で、実は階段の昇降も、そもそも歩くのも下手なのだが(踵からちゃんと地面につけることが上手く出来ず、つま先を地面にこすってしまうことがままある)それでも自分で決めた「週1ペースで14km歩く」は達成できると嬉しい。

今日も往路の10kmで3時間を切った。この暑い中でも、歩くペースは順調に定まりつつある。


歩き方が悪ければ折角のウォーキングも効果が出ないような気はするが、とりあえず歩くペースが定まってきたので、「踵から地面につける」を意識して歩くことにはしているものの、いやはやなかなかこれが難しい。

難しいが、マイペースで出来るので、歩くことそのものはとても楽しい。


今日は水族館に行ってきた。

ペンギンの餌やり見学や(解説付き)アシカのショーなども見たかったのだが、小さなお子様連れや修学旅行生が多く、ウォークマンを突破して聞こえてくるきゃっきゃと騒ぐ声がどうしても我慢できなくて、早々に退散してしまった。

逆にイマイチ人気がないのか、オオグソクムシとカエルとイカとクラゲとフグとトビハゼ、シオマネキなどはのんびりとその姿を堪能でき、どれも可愛かった。


俺は水族館は好きだが、特定の生き物に執着する傾向があり、多くの魚の水槽は割と雑に眺めて通り過ぎている。

それで年間パスポートを持っているのだから、ずいぶん贅沢な水族館の堪能の仕方だろう。

そういえば、いつもマンボウがいる水槽には、今日はサメが泳いでいた。

マンボウは体が弱いと聞いたことがある、おそらくバックヤードに居るのだろうが、ちょっと心配だ。

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