第41話 自信を持つということ

39話、40話に引き続く話にはなるのだが、自信を持つ、と言うことが非常に困難になった。

39話で以前は他人と自分をはっきりと分けていたと書いたが、実にその通りで、誰かと比べて、あるいは何かと比べて自分なんて・・・と思うことがあんまりなかった。

そして、それは根拠のない自信に繋がっていた。


今は、何かにつけて、他人と、あるいは何かと比べてしまうことが多くなった。

そして、他人はえてして手ごわい。

当たり前のことが当たり前に出来るのだから当然だ。

俺はそれが出来ないのだから。

そんな中で、自信を持つのは難しい。


それでも、例えば「10km歩く」というのは普通に暮らしている普通の人は、なかなかやらないことだと思うので、競争相手がいないから、今日も歩けた、と言うのは小さな自信になる可能性がある。

また、前提として電車に乗れない(≒乗りたくない)俺が、頑張って1駅でも乗ることができたら、それはそれでやはり自信になる可能性が高い。

そして、それを可能性ではなく、自信につなげるために他人に認めてほしい、と思うのだ、多分。


だから、それを無下にされると、簡単に落ち込む。

あぁやっぱり自分なんて・・・となってしまうのだ。


そういう思考回路なのだろうと、今は冷静な気分なので分析できるのだが、弱っている時はそうもいかない。

だからこそ、簡単に落ち込むし、ネガティブ思考に入ってしまうのだが。


もし、余裕があればで良いのだが、承認欲求が強いときは弱っていることが多いので、たかがそんなことと思わずに、肯定して貰えると嬉しい。

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