第12話 電車に乗る練習をする

これはまた時系列が前後してしまうエピソードではあるんですが。

一時期は見るなんてもってのほか、通る音にもビクついていた電車に、相方に付き合ってもらって、2人で一緒に1駅乗る練習をしました。

結果的に、何度も何度も繰り返し、何とか1人で乗れるようになった時もあります。

(今はまた乗れなくなりました、多分一時的だと思うのだけど)

まずは1駅、次は2駅・・・・と言うように。


電車の何が怖いのか、正直判りません。

比較的精神的に落ち着いているときは、電車の通る音も耳触りくらいで済んでいるし、別件でテンションが高くなっているときは電車の通る音なんて気にならないし。

それでも、逆にテンションの低い時、精神的に参っているときは、電車の通る音は耳を塞いでしまうくらい「怖い」のです。

「怖い」ときはもちろん、見たくもないし、うっかり視界に入ったら速攻で外します。


そんなわけで、病んでからこの2年間、本当は線路沿いを歩くと最寄駅まで近いんだけど、線路沿いなんて恐ろしくて歩けないのと、そもそも最寄駅からは電車の乗降が基本的に出来ないので、隣の駅まで歩いています。

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