間章

 


「やぁ、初めましてだね・・・・・・・――猫ちゃん」

「……誰あんた」

 人海空の帰りを――まるでそこが指定席かなにかのように――ダンボールに収まりながら待っていた猫野珠のもとに、初対面にもかかわらず馴れ馴れしい口調でその女はやって来た。

 胡桃高校の制服を着崩した、茶髪のウェーブ掛かった腰まで届くほど長い髪をしたその女。美女あるいは美少女と、人々から評されると思えるほどの容姿を彼女はしていたが、胡散臭かった。チェシャ猫のようなその笑みは、彼女にとてもよく似合っていたが、ソレと同時に胡散臭い雰囲気を強調していた。

 そんな見るからに胡散臭い女を、信頼しない少女である猫野珠は訝し気に見る。

 人海と同じ制服を着ているということと、ここが人海の家の玄関先であるということから、彼女が人海の知り合いであることは察せられた、当然自分の知り合いではない。馴れ馴れしく猫ちゃんなどと、呼ばれる筋合いはない。

「誰……ねぇ……。まぁ私が誰かなんてどうでもいいじゃない? 重要なのは誰が来たかよりも何をしに来たかよ」

「……じゃあ何しに――」

「あっ因みに私は『名探偵』と名乗っているわ」

「――…………」

 何しに来たというか、なんなんのあんた。

 そう言いたくなる気持ちをぐっと飲み込んだ。どうせ言ったら”今名探偵って名乗ったわ”と言われるのが予想できたからだ。違ったとしても、そもそももう関わりたくなかった。

 会って直ぐだが、彼女は非常にメンドクサイ性格をしていると理解できる。

「ふふふっ、まぁそんな警戒しないでよ。無理なことはわかっているけど、それでも警戒しないで欲しいわね、私は別に敵って訳でもないし、どうこうしようと思う気は今ところないわ。ただ、ちょっと気になったからこうして話に来ただけよ、終わったらまた観客席から、野次を飛ばす作業に戻るから安心しなさい。って言っても貴女は信じてくれないでしょうけど」

 『名探偵』人知しるべの言うとおり、猫野は警戒も解かなければ、信じることもしなかった。そしてそれ以上に、ムカついた。

 その知った風な口ぶりが気に入らなかった。何も知らないくせに、初対面のくせに馴れ馴れしいを通り越して、その鬱陶しい態度が気に入らなかった。

「――結局何の用なの?」

 だから、自然と声は低くなり、いつでも防犯グッズを取り出せるようにしながら猫野はそう返した。

 口撃には攻撃で返すのが常道だ、過剰防衛? いえいえこれは正当防衛です。それに、この地域の中高生に、危険人物として噂されている、胡桃高校の『変人四天王』その中でも特に有名な『名探偵』が相手ともなれば、これくらいの備えをとられても仕方ないだろう。

「さっき言わなかった? ちょっと話に来ただけ」

「じゃあ、もういいよね。早く帰っ――」

「あと、今日は人海君帰って来るのちょっと遅くなるよ、ていうことを教えに来てあげたの」

「――っは?」

 一秒でも早く終わってほしい。

 そんな主張など知らないとばかりに、猫野の言葉を遮って、人知は善意のつもりでそう言った。

「…………そうですか」

「あれあれ? なんでいきなり敬語? 私は確かに年上だけど、キミキミ人海君相手にもタメ口じゃない、私も人海君とタメだし、タメ口でいいのよ」

「…………」

 (うざい……。先輩はよくこんなの・・・・と付き合ってられるよ。……いやホントに)

 ニヤニヤと知った風に、貴女よりも知っているとばかりのその口調は、猫野をイラつかせる。本当にそのムカつくニヤケ面を、痛快に歪めてやろうかと思うが、実行したらこちらが不利になるのはわかりきっているので、我慢する。どうかこいつの頭上に隕石が落ちますように。

「さてじゃあ、なんについて話そうか? やっぱりここは共通の知り合いの人についてから話すのが常道かな? いや~私コミュ障だから、こういうガールズトークってどんな気持ちでどんな話題話せばいいのか、わからないのよ」

「コミュ障なめんな」

 それだけ、しゃべり倒して、口だけで人を壊すようなことをして来ておいて、何がコミュ障だというのか。コミュ障というのは自分のような人間のことを言うのだ。

「別になめてないわ。だってコミュ障といったら人海君が正にソレでしょう? 彼をなめて関わることはできなわねー」

「……それは確かに否定できないけど」

 なめて関われないということも、コミュ障だという事も、どちらも否定できない。

 『無興味』というニンゲン特性を持っているからか、人海は自分から他人ひとにコミュニケートを取ろうとしないし、コミュニティに所属することにも無頓着だ。

「私もかなりの変人だっていう自覚はあるけど、人海君には敵わないと思うよ。敵わないって言うより、違っている、て言った方が合ってるかもしれないけどね」

 違っている。そもそもの土台が違う、まるで違う世界から来た異邦人のよう。

「私は人海君とけっこう話すのだけど……話しているとさ、まるで出来のいいAIとでも話している気になるのよ、たまに」

「AI……?」

「そ、AI。人工知能……あるいは人工無能。こちらに反応し、学習し、行動を起こす、それだけのモノ。実際どうなのか分からないし、この先もそうなのかは分からないけれど。……そんなとこも含めて」

「先輩に似ているって?」

「もちろん。ただの錯覚よ」

「…………でもそれは」

 それは人海空という人間を人と認めていないということではないのか?

(いや……ちがうそうじゃない。人間だと思っているのに、違うモノだと誤認させられる……?)

 だから――出来のいいAI。

 人間に人ようだと誤認させる非人間AI

 人間に非人間AIのようだと誤認させるニンゲン。

 似て非なる……でも表裏で同じようなモノ。

「人海君に興味は無い。私が彼に、ではなく……彼そのものの中に『興味』がない。だからいくら話しても、コミュニケーションを取っても、興味を持ってくれないのよ。でも『関心』が無いわけじゃないから、反応はしてくれる、でもそれだけ」

 AIと同じように。

「都合がいいのよね? こちらに入って来ず、反応を返してくれる。見てくれる。聞いてくれる。遊んでくれる。構ってくれる。……私のような『変人』やキミのような『訳アリ』の人間にとって、人海君はとても都合がいい。ね?」

「…………」

 そんなことは分かっている。人海空が”そういう人間だから”それを利用してここに居る。懐いてくる自分の妹にすら、欠片の興味も抱かない人間だと、そう知って、そう聞いて、そう実感して――だから、猫野珠は今もここにいる。



「ねぇ……キミにとって人海君って何? どうしてあんな異常なニンゲンと一緒に居られるの?」



「そ……れは……」

 都合のいい人間、都合のいい避難場所、ただの雨宿り、使い捨てのビニール傘のようなモノ。

 そう言えばいい。それはどれも間違っていないのだから。恋愛感情だとか、そんなキレイなモノじゃ断じてない。猫野珠は”信頼でき無い”のだ。そんな慕情が湧くわけがない。

「それ……は……」

 でも言えなかった。声が出ない、言葉が続かない。

 ここでそう・・言ったとしても、何も影響がないことはわかっている、どう言ってもどうせ同じだ、自分は人を信頼しないのだから。……だから嘘でもなんでもさっさと言って、この『変人』をさっさと追い返せばいい。

「それは……」

 でも……でも本当にそうなのか? 自分は――、

 (――本当に人を信頼できないの? 私は……この『変人』や『無興味せんぱい』と同じモノなの? 私は……私は……!)

「それは、先輩は――」

「――ああ、別に今答えなくてもいいのよ?」

「――っ」

「私が聞きたいのは今の『答え』じゃない。この先、キミがどう選択して、どうなるかなんて私には分からないけど……その時に、その後で私は『答え』を聞きたいの。それに、今聞いてもどうせ答えは”使い捨てのビニール傘”とかそんなものでしょ?」

「……貴女知ったかぶってるけど、人のこと全然分かってないのね」

「あら、よく分かったわね。私は人が、他人ひとが理解できないのよ、だからヒトを知りたいの」

「じゃあ一つ教えてあげる。……人は傘じゃない、私は先輩を傘を渡したい人だと思ってる」

 自分は貴女とは、貴方とは違うと思いを込めて、そう答えた。

「……そう、ありがと。また、私は人間わたしを一つ理解できた。私はキミとは違う」

 そう言ってしるべは笑みをさらに深くした。まるでそれは、猫が威嚇しているようにも見えて、猫野はおかしいそうに笑う、表情一つ変えず、心で笑う。

 だから調子に乗って余計なことを聞いた。

「じゃあ、お礼に一つ教えてよ。『名探偵』さんは先輩とどういう関係?」

「関係……?」

 一瞬、きょとんとした顔になり、それから面白いことを思いついたように、チェシャ猫笑みを人知は浮かべる。

「――共犯者よ」

「……共犯者?」

「そう、共犯者。人海君にも聞いてみるといいわ、きっと私と同じ答えを言うと思うから」

「それってどういう――」

「じゃあね、なんでもない誰かさん。――キミは人海の隣に居られないよ、さっきキミは自分でこちら側じゃないことを選んだんだからねっ。ふふ、ふふふふふっ」

 そう言って、言いたいことだけ言って、人知しるべ『名探偵』は髪を揺らして笑みだけを残して帰って行った。

「……ムカつく。早くかえって来い、ばかやろー」

 残された猫野は、不機嫌そうに一声鳴いた。





「こんにちは、猫野さん。さっきぶりですね」

「――――」

 もはや完全に指定席と化したダンボールに(なんと快適に過ごせるように、クッションまでついに設置された)座りながら、今日も今日とて忠犬よろしく人海の帰りを待っていた猫野耳に、ありえない声が入って来た。あまりのことに思考が停止している。声のした方を実際に見て、その存在を確認したのに信じられない。

「どうしたんですか? 猫が額に吹き矢でも喰らったような、実に間抜けな顔をしていますよ? ……お似合いですね」

「――なんでアンタがここに居るの?」

 たとえ名探偵が来ようと、他の何物が来ようと、驚きはしても”そういうこともあるだろう”と納得することはできるだろう。だが、これは納得できない信じられない。

「どこに私が居ようと私の勝手ですよね。べつに犯罪を犯してるわけでもなければ、不順異性交遊を疑われるようなこともないですし」

「アンタの勝手だからこそ信じられないんだけど……」

 ここ、人海空の家に――人海陸実・・・・が居ることは信じられない。

(私が先輩と接触しただけじゃなくて、こうして家に入り浸って付きまとっているとなれば、いつかはこうして来ることはわかっていたけどね。ただ、ここに来るとは思わなかったなぁ……だから最近早めに下校してたのに)

 自分の兄である人海空を蛇蝎の如く毛嫌いしている人海陸実、彼女はその事情から、人海空の前に現れることはない。故に、遭遇率の高いここに来ることは本来ならない。ありえない。

「まぁ確かに……今すぐにでも帰りたいんですけどね、本当にここには来たくないですし。でも、どうもコレは私の責任のようですし……まったく、変なことしてくれますね。知り合いが私の所為で不幸になるのは嫌ですから、こうして来てあげたんですよ」

 そう言って薄く、唾棄するように笑う少女は――何処までも普通だった。黒く長い髪、平均的な背丈、平均的なプロポーション(それでも同じ年である猫野珠よりも優れている)、そしてその身にまとう雰囲気も、そこらに居る女子中学生と何ら変わりなかった。

 どこまでも異常なあの・・人海空の妹は、どこまでも一般的な人間だった。

「頼んでないよ、いつも通り不干渉でいいでしょ」

「そうしたいのはその通りなんですけどね。でも、先事情に干渉して来たのはそっちでしょう? 私からアレの行動範囲を聞き出して、接触したのはどこの誰でしたっけ」

「聞き出したなんて人聞きが悪いなー、アンタが勝手に洩らしたんでしょ。それに、確かにアンタから聞いた情報で、私は先輩に接触したけど、そっちの事情には関わってないよ。何も訊いてないし、言ってもいない」

「アレに接触するだけで、こっちの事情に関わってきてるようなものです。ソレに、さっきも言ったでしょう、知り合いが私の所為で不幸になるのは嫌です。……アレに関わると不幸になりますよ? それは貴女も知っているでしょう」

「…………」

 猫野珠と人海陸実。共に三枝第二中学校に通う同級生であり、互いの事情を聞き知っている者同士だ。そしてその関係はとても奇妙なモノだった。

 互いの『家』の事情を知っていて、ある意味友人以上の関係と言えなくもないのかもしれないが、お互いは決して友人だとも思っていなかった。人海陸実が言ったように、知り合いでしかない。ただ、互いが互いのの事情を知っているだけ。

 互いのソレについて話すことはある、というよりも、この二人はほぼソレについてしか話さない。互いがただ愚痴を言い合っているだけだ。

 ソレはまるで思春期の子が人形相手零すように。

 ソレはまるでやるせない想いを壁にぶつける様に。

 ある意味互いの事をよく知っている二人だが、それ以上に相手を見ていない。ただ都合がよくて、互いに利用し会っている関係。

 そんな関係を、友達だとはとても言えない。

 故に知り合い。

 互いの事情を知り合っている、ただそれだけの関係。

 だがそんな二人にも暗黙の了解と言うもが存在する。

 互いの事情には関わらない。

 コレは互いが自分の事で精いっぱいであり、干渉されることを嫌うことから、できたモノだ。もちろん、お互い守られる・・・・・・とは思っていない・・・・・・・・

 猫野珠は信頼しない少女だ、人海陸実のことも信頼なんてしていない。いつかどこかで、何かの拍子に破られると思っていた、ただその切っ掛けが自分の行動だったというだけ。

「だから、とりあえずここを離れますよ。早くしないとアレが帰って来るかも知れないんですから、早く動いてください」

「……なんで付いていくこと前提なのよ。離れるなら一人で行けばいいじゃん」

「聞き分けの無い猫ですね……」

「そりゃ猫だからね。犬と違って主体性があるのよ」

「…………」

「…………」

 少女が二人睨みあう。ここが男の家の前だという事もあり、そして事の中心でもあるので、まるで一人の男を取り合っての修羅場の様だが、如何せんこの二人に人海空への恋心はない。そもそも片方は血の繋がった妹だ、ありえるわけがない。

 お互いが自分の事情のために我を通そうとしているだけ。所詮嫌なことを嫌だといっているに過ぎない。だからこの二人はどこまで行っても平行線、自分の都合を押し付けあっているだけなのだから当然のこと。ただ今まではお互いの都合が対立していなかったというだけだ、本当ならいつこうなってもおかしくなかった。

 この二人は合わない。

 絶対的に相性が悪い。

「……どうしてもアレから離れる気はないんですね?」

「……この先どうなるかは知らないけど、少なくとも今は離れる気はないよ」

「はぁ……馬鹿ですね。アレは貴女が思ってるよりも、感じてるよりも異常ですよ。貴女の辿ろうとしてる先が目の前に居て、それが忠告してるんですから、素直に聞いておけばいいのに」

 聞き分けの無い、躾けても言う事を聞かないペットか何かを見る様に、呆れた声で人海陸実はそう言った。人海空に近づこうとした人間はがどうなるか、ソレを身を持って知っている。自分がよく一番知っている。

 他の誰よりも。他の何よりも。

「猫は素直じゃないからね。それに、アンタがダメでも私なら大丈夫かもしれないじゃない?」

 だから、猫野がこう言うことも分かっていた。

「そう……なら覚悟してください。貴女がしていること、しようとしていることは、酷く辛く、酷く難しく、誰にも理解されないことです。だいたい、女子中学生が異性の家に入り浸るなんて、何を言われても知りませんよ?」

 だったらもう勝手にすればいい。自分も勝手に動くだけだから。どうなっても、誰に何を言われようとも、仕方のないことだ。ちゃんと忠告はしたのだから、聞かない方が悪い。

「彼氏がいるなら、今どきの中学生なら普通でしょ……いや私は別に先輩は私の彼氏じゃないし別にそういうのじゃなけど。……まぁそれに明日はその、一大決心をですね……入り浸るどころの話じゃないというか……」

 なにやら表情を変えずに、顔色だけ赤に変えながら、ごにょごにょ言い出した猫野を見て思う。あ、コイツ泊まる気だと。

 猫野珠と違い、人海陸実はボッチじゃなく、それなりに多くの友達が居る。そうなると、必然様々な会話をする、そこには恋バナだってある、思わず殴りたくなるような惚気話だってある。そして、今の猫野からはそいつらと同じ匂いを感じる。

「私、今日彼氏の家にお泊りするんだぁ……」

 なんて言い出す輩と同じ匂いを感じる。人海空アレを家族だなんて思っていないが、それでもあえて言いたい。妹に何言ってんだコイツ。

「……本当に周りに何を言われても知らないですよ。発情期の雌猫なんて世間からどう見られるか……」

「……はつっ!? いや違うしっそういうのじゃないしっ! てかアンタには関係ないでしょ!」

「……そうですね」

 妹ですよ。

 と言いたくなったが、妹だと認めたくないし、口に出すなんて絶対嫌なので我慢した。

 まぁどうせ、何にも起こらないだろう。あの男はもう誘惑とかじゃなくて、襲い掛かって無理やりヤるくらいしないとダメだろうし。それに、猫野も別にアレとアレしようと思っているわけじゃないことも分かっている。信頼しない人間が、用心深い猫野珠が、防衛手段を用意していないわけがない。だからどうせ何も起こらない。

 そして人海陸実その予想は正しく、猫野がただ恥ずかしい思いをするだけに終わった。

「……じゃあ私はもう行きます。アレと鉢合わせるのは嫌ですから」

「……アンタには悪いとは思ってるよ、一応。でも私も……けっこうキツイの……。だから、ごめん……」

「謝らなくていいですよ」

 そう言って人海陸実は去った。

 歩く歩く、晴れた空の下を歩く。雲行きの怪しい方角へ向かって歩く。

 (本当に謝らなくていいんですよ。だって――)

 そして、たどり着く。

 (――貴女はこれから雨に濡れるんですから)

 目の前には、雨の降る家がある。

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