第2話 神生み(かみうみ)

 その後もふたりは狂ったようにセッ○スをしまくり、今度は神を生んだ。


 大事忍男神オオコトオシノカミ ←住居の神

 石土毘古神イワツチビコノカミ ← 〃

 石巣比売神イワスヒメノカミ ← 〃

 大戸日別神オオトヒワケノカミ ← 〃

 天之吹男神アメノフキオノカミ ← 〃

 大屋毘古神オオヤビコノカミ ← 〃

 風木津別之忍男神カザモツワケノオシオノカミ  ← 〃

 大綿津見神オオワタツミノカミ ←海の神

 速秋津日子神ハヤアキツヒコノカミ ←河口の神

 速秋津比売神ハヤアキツヒメノカミ ← 〃

 志那津比古神シナツヒコノカミ ←風の神

 久久能智神ククノチノカミ ←木の神

 大山津見神オオヤマツミノカミ ←山の神

 鹿屋野比売神カヤノヒメノカミ ←野の神

 鳥之石楠船神トリノイハクスブネノカミ=天鳥船 ←神の船

 大宜都比売神オオゲツヒメノカミ ←穀物の神

 火之迦具土神ヒノカグツチノカミ ←火の神


 最後に誕生するカグツチ出産のとき、事件は起こった。

「う、生まれる」

 イザナミはいきんだ。

「オギャーオギャー」

 元気に赤ちゃんは生まれたのだが、そのとき、

「ぎえー、熱っちー、マ○コあっちー」

 イザナミは床を転げまわった。

 炎に包まれてカグツチが生まれたため、イザナミはマ○コに大やけどを負ったのだ。

「どうしてお前は燃えながら生まれてくるんだよ?」

 イザナキがカグツチに問うと、

「だって俺、火の神やん」

 カグツチはドヤ顔でそう答えた。


「マ○コいってー」

 あまりの痛さに耐えかねて、イザナミは吐きまくり、ちびりまくった。

 

 ゲロゲロ~

 イザナミのゲロから鉱山の神、

 金山毘古神カナヤマビコノカミ

 金山毘売神カナヤマビメノカミ

 が生まれた。


 ブリブリ~

 ウンコから土の神、

 波邇夜須毘古神ハニヤスビコノカミ

 波邇夜須毘売神ハニヤスビメノカミ

 が生まれた。


 シャ~

 おしっこから水の神、

 弥都波能売神ミツハノメノカミ

 和久産巣日神ワクムスヒノカミ

 が生まれた。

 

 結局、七転八倒の末、汚物を撒き散らしながらイザナミは息絶えた。


「うえ~ん、イザナミが死んじまった~」

 イザナキの涙から泉の神泣沢女神ナキサワメノカミが生まれた。

 イザナキはイザナミの亡骸を比婆山に葬った。


「てめぇ、よくもイザナミを殺したな。俺の大事なマ○コ壊しやがって、ぶっ殺してやる」

 イザナキはキレた。

「ええ~?」

 戸惑うカグツチ。

――タララタッタター

「アメノオハバリ~」

 突如ドラえ○んが登場し、お腹のポケットから『天之尾羽張』と呼ばれる十束剣の一つを取り出した。

 イザナキはドラえ○んから剣を受け取り、カグツチをバラバラに斬り殺した。


 カグツチの死体から、

 正鹿山津見神マサカヤマツミノカミ

 淤縢山津見神オドヤマツミノカミ

 奥山津見神オクヤマツミノカミ

 闇山津見神クラヤマツミノカミ

 志藝山津見神シギヤマツミノカミ

 羽山津見神ハヤマツミノカミ

 原山津見神ハラヤマツミノカミ

 戸山津見神トヤマツミノカミ

 といった八神が生まれた。


 天之尾羽張や岩に飛び散った血から、

 石折神イワサクノカミ

 根折神ネサクノカミ

 石筒之男神イワツツノオノカミ

 甕速日神ミカハヤヒノカミ

 樋速日神ヒハヤヒノカミ

 建御雷之男神タケミカヅチノオノカミ

 闇淤加美神クラオカミノカミ

 闇御津羽神クラミツハノカミ

 といった八神が生まれた。

 

 もう、何からでも神は生まれた。

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