私をオーディションに連れてって

「そうだ、こうしようじゃないか!」


「そうだな、そうしようじゃないか!」


“一体どうするのよー!

まったく訳が分からない。二人だけで会話を完結しないでもらいたい。”


「キミが『不思議の国のアリス』のアリス役を引き受けてくれるなら、女王のクロッケーのボール役は、彼に決定しようじゃないか!」


“クロッケーのボール役?それオーディション必要?”


「それはボクも異存はない。一目見た時から、アリスは彼女に、クロッケーボールは彼しかいないと思っていたよ!」


“嘘つき!ボールにピッタリってどんなのよ!?”


「本当に!?」

ハリネズミが目を輝かせる。


“ちょっとちょっと騙されないでよ!”


「どうだろう、マネージャーくん?」


「悪い話じゃないハズだ、マネージャーくん。」


ハリネズミはハリネズミで、キラキラ目を輝かせて、私の方を見る。


“そんな風にピュアな眼差しでこっちを見ないで!”



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