ハースストーン考察 進化+血の渇き ウルトラシャーマン編

ウルトラシャーマン!

それは前環境からひっそりとあった進化シャーマンと、

大昔の環境にさらにひっそりとあった血の渇きシャーマンを融合させ、

カラザンの新カード「バーンズ」などをブレンドした、

文字通りウルトラで究極のアルティメットなシャーマンデッキである!


プランはこうだ。

まずウォーロックのzooかと見まがうばかりの圧倒的制圧力で盤面を支配、

その速さはあらゆるアグロデッキの中でも最速、最強、

この世のすべての「盤面取れなかったら負ける」デッキのさらに先を行く、

世界最速の盤面支配を展開する!

具体的にはアージェントの従騎士プラス鬼軍曹といういつものコンボに、

サーフィンレー・マルグルトン、トンネルトログというアグロシャーマン御用達のメンツ、

そして最重要なのだが、ここにドラゴンの卵を加える!

このドラゴンの卵によって鬼軍曹も炎の舌のトーテムも最大限に生かせるというわけだ。

これで序盤は完璧。

なおマイナーカードであるドラゴンの卵の弱点は、ひとつはバフ前提であること、もうひとつはバフ前提の割に得られるものが2/1でしかないことである。要するにカードパワーが低く、よっぽどの速攻デッキでしかお呼びがかからない。汎用性の高いアージェントの従騎士で普通は十分である。

しかしこのデッキは普通のデッキではない!ウルトラ!ウルトラなシャーマンである!

ウルトラというからには必ず!100%の確率で盤面を支配できねばならない!

そこでカードパワーを捨て中盤以降に弱点をさらすとしても、このカードを採用し、

序盤にすべてをかけ、ウルトラに制圧していくのである!


中盤戦!

盤面を制圧し、こちらに2/1や1/2や炎の舌のトーテムが残っている状態で相手の3、4マナミニオンと向かい合う時間だ!

ここはアグロシャーマンと大して変わらない、アージェントの騎兵で除去したりタスカーで数を水増ししたりするのだ。

しかし!「野獣の精霊」なんて生っちょろいカードは!いらない!このデッキにはいらない!

あれは5マナもかけて2/3が2体しか出ない!利点といえば挑発がついていることくらいだがこのデッキでは!いらぬ!出てくるミニオンはすべて除去するのみ!

岩穿ちの武器、鬼軍曹、炎の舌のトーテム、アージェントの騎兵、それから小型ミニオンたちを駆使し、

圧倒的数の暴力とともに相手のミニオンを蹴散らしていく、そして小さな小さなミニオンの粒を並べていく!それが勝ち筋である!したがって小型を受けるための野獣の精霊なんてものはいらない!ぜんぜんウルトラじゃない!というわけである。


さあ終盤戦に入ろう。

5ターン目から7ターン目がこのデッキの終盤戦である!

それ以上は!もたない!

あまりにウルトラで究極なウルトラ展開力に、手札が追いつかない!

このデッキにドローソースなんてものはない!いらぬ!

あるのは勝利、あるのは決着のみ!

十分に盤面にミニオンを並べたらいざ切り札を切るのだ!

これが手札の最後の一枚、最後の二枚、そうなっても心配ない!

これを切るということはすなわち勝つということだからだ!

いざ!『進化』『血の渇き』!!!!!!

君の盤面に蓄積された貧弱な小型ミニオンたち、1/1や0/2や2/1のカスのようなミニオンたちは、このスペルによって!

新たな攻撃力をウルトラに獲得するなり、新たな生を受けるなりして、すさまじいアドバンテージをもたらしてくれる!

そしてあっけにとられている相手にウルトラに「見事な一手だ!」

そしてとどめを刺す!これがウルトラシャーマンのすべてである!!!




勝ち筋

1、最序盤の盤面を支配する

2、バフを駆使して相手を処理しながら小型を並べる

3、進化か血の渇きを使う。相手は爆発する


主な負け筋 上記のどれかを達成できない

3に失敗する場合…進化や血の渇きを使う前にミニオンが除去されてしまう

もしくは進化も血の渇きも引けない もしくは進化を決めたものの攻めきれない

2に失敗する場合…うまくバフがかみ合わなくて除去しきれない

1に失敗する場合…自分が軽く事故りながら相手が強い動きをし、盤面をとられる





実はあんまりテストプレイをしていない。

許してけろ。デッキ組むのは楽しいけど対戦はそうでもない。




レシピを一応。特筆のないものは2枚入れています。☆付きはレジェンド。


ミニオン

鬼軍曹

アージェントの従騎士

ドラゴンの卵

トンネル・トログ

サー・フィンレー・マルグルトン☆

トーテム・ゴーレム

火炎ジャグラー(1枚)

炎の舌のトーテム

アージェントの騎兵隊

タスカーのトーテム師

バーンズ☆

リロイ・ジェンキンス☆

アルガスの守護者


スペル

進化

血の渇き

岩穿ちの斧

メイルシュトロームのポータル


見ればわかりますがほとんどzooのレシピの流用なわけですね。

どう考えてもzooの方が強い。

このデッキはあくまで不意打ちなわけです。リロイまで搭載しているし。

バーストは盤面に4体いれば血の渇きが12点、そこにミニオンの攻撃力やバフを合わせてほぼ勝てるって感じです。

一番いいのは4、5ターン目くらいに進化して、次のターンに血の渇き。

ネルビアンはちょっと厳しいかな。鯛ド変態もたぶん卵のほうが強い。

ポータルとバーンズは楽しそうなので入ってます。バーンズはまじで強い。

抜くならタスカーを食糧蜘蛛倉庫にするとかかな。そういえば試してない。






おわりに 考察


このデッキ最大の利点は終盤戦がめっちゃ早いことである。

勝てるときは7ターンくらいで勝てる。それ以上長引くと負ける。

ドラゴンの卵を入れたことで序盤の制圧力がやや上がったが、

代わりに終盤はクソザコになってしまった。

だが俺が思うにたぶん進化シャーマンは一度盤面を失ったらほとんど勝てないのだ。

不利な終盤、いわば負け試合で勝ちを拾おうとするより、

勝てる試合を落とさないようにしよう、そういうコンセプトである。

なおどちらのほうが勝てるかは使用者の性格とかによる。

自分は一回不利になったらふてくされて心が折れるのでこういうデッキになりました。

使うのも簡単で、アグロデッキ特有の盤面処理計算ができれば問題ない。

リロイくんは持ってなかったら別にいなくても大丈夫です。俺の趣味なので。

とりあえずzooを使い込んでプレイングと勘を学ぼう。

というかzooを使おう。こんなクソデッキじゃなく完成度の高いzooで学ぼう。

ああ、なにがウルトラだ、何が究極だ、一発ネタじゃないか。

あれだけ知れ渡って対策されてなお強いzooさんはやっぱり本物だ、

本物の強デッキはちげえや、デッキパワーが違う。まず初手で事故らない。

だがこのデッキはなんだ?初手「血の渇き」「リロイ」「バーンズ」だって?ふざけるのもいいかげんにしてくれ、アグロデッキの手札じゃないだろうこれは。

かと思ってみれば10ターン目まで盤面耐えてまだ進化も血の渇きも引けない、一体何が起こっているのだ。

進化が決まったと思えば「世界の終末は近い!」ああ、味方のミニオンを殴りたいと思ったのは初めてさ。

ああ!僕らはこんな葛藤に耐えながら今日も今日とてクソデッキを量産する。

それがハースストーンプレイヤーの定め。

ハースストーナーとしての務め。

ハースストニストとしての業。

それがシャドウバースプレイヤーとしての悲しみ。

そんなわけで僕はユリウスおじさんとサタンを探す旅に出かけます。

探さないでください。


P.S.

公園のモルグルに餌をやらないでください。

集団で若者をおそって「修行の時間だ」とうるさく鳴いて困っています。

モルグルくんは最後まで面倒をみれる人だけ飼いましょう。

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