第2話 糞にまみれる

 木木木木木木木木木

 土僕土糞土土土土土

 土土土土土土土土土

 土土土土土土土土土

 木木木木木木木木木


この状況でマップ左に歩を歩んでいる。

先ほどから僕は後ろを金魚の糞のように犬を散歩させているように追ってくる。うんこが僕が止まったら止まり、動いたら動く。


全く同時にだ。


僕に木でもあるのかこのうんこは。


僕は好奇心に駆られた。


実際うんことはいえど、よく見たら愛嬌のある姿をしている、色は茶色であり、堅そうなうんこだ。


僕はうんこの方面を向いて一歩進んだ。


「ぎゃああああああああああああああああ」


僕はうんこにものすごい異臭の液体を掛けられたのである。



 木木木木木木木木木

 土僕糞土土土土土土

 土土土土土土土土土

 土土土土土土土土土

 木木木木木木木木木



僕が暴れると嗜虐的なのかうんこは水鉄砲のように液体を噴出してくる。


手足から力が抜けて、体中がうんこだらけになっていることを実感した時には、僕はたおれて・・・はいなかった。


僕が不動になると、うんこも目の前で不動になる。


何でこんな無様な思いを辱めを受けなければならいんだ、なんて思わないが、うんこを理不尽に噴射されたことは解せないことだ。


僕はうんこに向かいおもいっきし、鉄槌をくらわせた。素手でな。


すると、うんこは液体をブッシュっと出してくる。


おじけずかず、反撃に転じる。


液体を掛けられる。


この繰り返し7回ほどでうんこが突如四方八方に粉のようになって、拡散した。一種のことで目を疑ったが、僕にはうんこまみれの体だけが残った。


『お疲れ様でした。このように相手モンスターを倒して、前に進んでいきましょう。詳しく知りたい方は説明板をごらんください。※説明板とはフィールド上に点在する、ゲームに関する説明事項が駆られた板のことです』


視界が真っ暗になったと思ったら。


数秒で回復した。 そこは宿と思われる場所だった。


布団の中で寝転んでいる。 畳部屋であり。 イ草のにおいがする。





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