手術を受ける受けない、もっと言えば困難に立ち向かう際に約束を交わすという王道な展開に変なひねりを加えず外連味のない作品に仕上げられています。強さと弱さは紙一重であることにも巧く言及されており、それが先述のテーマとかみ合ってこの作品を独創的なものたらしめていると言えるのではないでしょうか。
女の子を守るためにチャンピオンになった主人公に感服。シンプルな恋愛ものなので余計な勘違いをしないで読めて面白かったです。プロポーズが女の子の方からというのもいいですね。
一行ごとにくっきり見えてくる彼と彼女がどちらもかわいらしくおもえて(きっと外見はそんなことないはずなのに)ほんわかしました。