木漏れ日
きのみのる
第1話
「木漏れ日」
つま先立ちが得意な君でも
しなやかになんて歩けない
見えない翼を持つ君よ
どうか心は
想いを休める枝葉がないなら
ぼくが木となり
とまり木になろうか
木陰に抱かれ微睡む君に
彩とりどりな世界があること
見せたいんだ
蒼くて高い空があることも
人は誰しも優しさを求め
哀しみを知るんだ
それでもいいんだ
君がぼくにくれたのは
この腕を求める一途な魂
見えない翼を持つ君よ
信じることを恐れないで
隣にいよう。隣に。隣に。
雨降る日もある凍える寂しさ
それが自然さ
おかしな事じゃない
木陰に隠れて温まる君よ
人を愛する希望があること
教えたいんだ
雨もやがてはやむことも
人は誰しも理想を求め
傷つく事に臆病になる
それは真実なんだよ
つま先立ちが得意な君でも
しなやかになんて歩けない
見えない翼をもつ君よ
どうか心は
君がぼくにくれたのは
この腕に求める一途な魂
見えない翼を持つ君よ
信じることは恐れないで
隣にいよう。ずっと。ずっとさ
君がぼくを求める限り
ぼくが君を愛する限り
木漏れ日 きのみのる @Asmi10
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