Dubstep(ダブステップ)

Dyeは眠っている。Doomはモードを自動操縦に切り替え、船を航行させた。ゆったりした宇宙の旅は久しぶりだった。天井近くに据え付けられた後付けの武骨なスピーカーからはダブステップが流れる。脳を揺するシンセサイザー。低く響くベースライン。ドゥーヴィヴィゴモゴモヴィーヴィーヴィワワワワワ。

Doomはしばし、臓腑に響く冷たいうねりにその身を委ねた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る