第三九話 ディープでダークなお話

 青年が林から出て行くと同時に、僕も行動を始めた。彼が行った方向とは正反対の、村の南側に向かって歩き出す。地図によるとさっきまで僕が囚われていた地下壕は村の北側にあるらしく、役場のある南側とは正反対の方向だった。

 村は四方を山に囲まれている。山の標高は低いものの傾斜は急なようで、登山家やロッククライマーではない僕には越えられそうにない。それに何の準備もなく徒歩で山越えなんて、それこそ自殺行為だ。

 かといって人間が通れる場所は確実に守備隊が見張っているだろう。ナオミさんたちと合流してそれからどう脱出するかは、出たとこ勝負だ。


 盆地にある村は歪んだ円形をしていて、端には村を一周するように道路が走っているらしい。もっとも僕の目の前にある道は、砂利が剥き出しで整備されていない。この辺りは余り人が通っていないようだが、油断は禁物だった。

 右手にトマホークを握り、腰にはハンティングナイフをぶら下げて林の中を進む。既に陽はだいぶ傾いていて、木々が生い茂る林の中は薄暗かった。青年が持ってきてくれた装備の中にフラッシュライトは入っていたが、今は使うわけにはいかない。誰もいないはずの林の中で何かが光っていたら、いくら守備隊員たちの目が節穴であっても僕がここにいることがわかってしまうだろう。



 青年と別れて十数分後、僕は林の中に何か光るものを見つけた。近寄ってみるとそれはワイヤーや有刺鉄線で、林の中に壁を作るかのように木々の間に張られていた。うっかり気づかないまま進んでいたら、身体中がザクザク切れていたかもしれない。

 おそらく感染者の侵入防止用のものだろう。ドアでもバリケードでも楽々壊せる軍用トマホークなら一発で切断できるのだが、止めた。もしかしたらこの中に切ったら警報が鳴るようなセンサーのワイヤーが混ざっているかもしれないし、それに侵入防止用のワイヤーが張ってあるということは、向こう側には感染者がいるかもしれないということだ。脱出する前に感染者に食われました、なんて話は笑えない。


 かといってこのままワイヤー沿いに進んでいくのも難しい。大和はもしかしたら僕がこのまま村から脱出するかもしれないと考えるだろう。大和としては感染者の餌が逃げ出すのは好ましくないし、青年が言っていたように僕がこの村の実態を余所に伝えるのも阻止したいところだ。

 つまり彼らは何としても僕の脱出を阻もうとする。とすれば連中は村の境界線を見張るだろう。このまま進んで行けば、いずれは巡回中の守備隊員と鉢合わせする可能性があった。


 幸い、道路の反対側にも茂みがある。僕が今いる林と比べて規模は小さく、人一人がどうにか身体を隠せる程度といったところだろう。だが人の背丈ほどの高さまでは生い茂っているから、僕一人くらい隠れても大丈夫なはずだ。道路を渡るか否か僕は悩んだが、意を決して移動することにした。

 林から顔を僅かに突き出し、道路の左右に人影がないかを確認する。動くものが見当たらないことを確認し、一気に走って林の反対側の茂みに飛び込んだ。


 幅数メートル程の茂みの向こうには、耕作放棄されたらしい荒地が広がっている。そしてそのさらに南側には家々が。このまままっすぐ南に向かって歩き続ければすぐに役場に辿り着くだろうが、周囲に何も障害物のない荒地を歩いていたらあっという間に見つかってしまう。時間がかかっても、隠れながら進まなければならなかった。



 そしてそれが正しい選択だったと、僕はすぐに知ることになる。鬱陶しい藪を音を立てないようゆっくり歩いていると、後方から自動車のエンジン音が聞こえてきたのだ。

 慌ててその場に伏せ、生い茂る木々の間から道路を見る。聞こえてくるエンジン音はだんだん大きくなり、そして一帯が明るく照らし出された。松明の赤い炎ではない、自動車のヘッドライトだ。


 砂利道を走って来たのは一台の軽トラックだった。長年農作業にでも使われていたのか車体のあちこちに赤錆が浮き、タイヤ回りは泥だらけ。しかし荷台に乗っているのは収穫した野菜や農機具ではなく、数名の男たちだった。

 おそらく守備隊員たちだろう。藪の隙間から彼らの様子を覗き見るのはとても難しかったが、それでも連中が手に手にライフルや散弾銃を持っていることだけははっきりとわかった。どうやら僕に気づかなかったのか、守備隊員たちが乗ったトラックはそのまま道路を南の方へと走り去っていく。


 見つからなくて良かった……と安堵するわけにはいかなかった。彼らが向かったのは南側、そして今僕も南に向かっている。つまりこのままだと確実にどこかで鉢合わせしてしまうのだ。遭遇するのが速いか遅いかの違いでしかない。大和はどうやら僕がまだ村の中にいると確信して、あらかじめ進路を塞ごうという魂胆なのだろう。


「くそっ……」


 思わずそう罵っていた。これでこの先守備隊の連中と戦わなければならない可能性が増えた。最初から戦闘は覚悟していたものの、可能な限り避けたかった僕としては、今の状況は最悪の一言だ。

 だがまあ、僕の選択肢は進み続けるの一つしかない。逃げるも投降するもナシだ。立ち塞がるものは人間であろうと感染者だろうと殺してでも突破する、そう決めたはずだ。それに僕はもう大和たちによって殺されかけた、僕が連中を殺しても何の罪にもならないだろう。


 隠れて進むのは僕の得意技で、かくれんぼをしても誰にも見つけられずに公園に置いて行かれたことも何度もある。しかし今の状況はかくれんぼとは違う。見つかったら殺されるか、その場で死なずともあの地下壕に連れて行かれて感染者の餌になる。それに隠れるのが僕一人に対して、鬼はたくさん。見つかったら死ぬ、エクストリームなかくれんぼだった。



 再び藪の中を歩いていると、道路の前方に二つの人影が見えてきた。しゃがんでリュックの中から双眼鏡を取り出し、生い茂る枝葉の隙間からその人影を観察する。だいぶ陽が落ちたせいで周囲は薄暗かったが、そいつらの周りだけは明るかった。一人が火のついた松明を掲げていたからだ。

 視界は最悪だったが、それでも連中が守備隊の人間であることは明らかだった。二人ともクロスボウを手にしている。銃器は持っていないようだが、飛び道具を持たない今の僕が勝てる見込みは少ない。


 しかし今さら引き返すことなど出来ないし、道路の反対側の林に飛び込むことも、南側の荒地を突っ切ることも出来ない。二人組は道路やその周囲を見張っていて茂みから飛び出そうものなら一発で見つかりかねない。このまま道路脇の茂みを進んでこっそり通り抜けるのは、多分無理だろう。いくらなんでもそこまで目が節穴なはずがない。引き返して新しいルートを探す余裕もなく、僕は彼らと戦う羽目になったことを悟った。


 だが運がいいことに、連中が持っているのはクロスボウだ。これが銃なら見つかった瞬間に僕はハチの巣にされるだろう。しかし一発撃つごとに矢をつがえなければならないクロスボウなら、まだ勝ち目はある。それにクロスボウは銃よりも射程が短い。見つかっても遠距離から一方的に撃たれる、なんてことにはならないはずだ。


 距離は大体一〇〇メートル、狙いを無視して曲射したならクロスボウでも射程圏内だが、それではまず当たらない。クロスボウが精密に狙いを定められるのは大体五〇メートルほどまでだ。

 僕はしゃがみ、なるべく音を立てないようにして前進した。足元にも注意し、落ちている枝を踏まないように気を付ける。見つかったらその時点で終わり、増援を呼ばれて包囲されて終了だ。


 長い間感染者に囲まれ、夜でも光が灯せない生活をしていたおかげで僕の夜目はかなり利いている。ライトを使わずとも、足元の様子は大体分かった。一方守備隊の二人組は今まで光に頼った生活をしていたようで、松明を掲げて不安そうに周囲を見回している。この村では電気が使えたために、役場など重要な場所では夜でも灯りが灯っていたし、あちこちで篝火も燃やされていた。今までそういった明るい環境に慣れていたために、連中は街灯のないこの場所を恐れているのだ。


 僕は思わずニヤリと笑っていた。地の利は無いし、武器もない。だけど僕にはこの数か月で鍛え上げられた感覚と、近接戦闘のスキルがある。それを使えばいくら相手が二人組で、クロスボウで武装していたとしても倒せるかもしれない。



 一メートル進むのに十秒以上かかったが、そのおかげで僕は音を立てずに二人組から三〇メートルほどの距離まで迫ることが出来た。ここからは感染者相手に培った戦い方を活かす時だ。

 相手が感染者だろうと人間だろうと、戦う時に相手をするのは一回につき一人までだ。欲張って二人いっぺんに倒せるほど、今の僕は強力な武器を持っていない。


 だからまずは、あの二人組を分断しなければならない。見た限り、二人の内一人はどうやら本職の守備隊員ではないようだ。僕の持っていたクロスボウは徴発されていたと青年は言っていたから、もしかしたら逃げ出した僕らを捕えるために住民たちに武器を配って武装させ、捜索に参加させているのかもしれない。


 二人組の内、若い方はさっきからずっとそわそわしている。恐らくこういった事態に慣れておらず、武器を持った経験も少ないに違いない。多分彼が素人で、比較的落ち着いているもう一人の30代半ばの男が本職の守備隊員だ。配給をもらいに役場に行った時、巡回に出る守備隊員の面々の中に彼の顔を見たことがある。

 二人は道路の封鎖を任されているのか、その場を離れる気配はない。このまま脇を通り抜けるのも不可能だ。見れば茂みはちょうど二人組のいる辺りから薄くなっているようで、向こうの景色がよく見える。進んで行ったらそのまま茂みから抜け出してしまい、連中に見つかってしまう。


 やはり戦いは避けられないようだった。ただひたすら走って逃げ回るだけでは、この先生き残ることなど出来ない。いつかは人間相手に武器を取る日が来るかもしれないと思っていたが、これほど早かったとは。

 だが僕は躊躇しない。いくら相手が本職の戦闘員でなくても、僕に危害を加えようとする集団の一員なら排除するだけだ。




 ここに来るまでの間に拾っておいた小石をポケットから取り出すと、僕は屈んだ姿勢からアンダースローで小石を放り投げた。小石は大きな弧を描いて二人組の頭上を飛び越えると、林に落ちて物音を立てた。

 セミや虫の鳴き声だけが満ちていた林に、小石が落ちた音は意外と大きく響いた。その音は二人組にも届いていたのだろう、彼らは一斉に僕がいる茂みとは反対側の林の方を向いた。


「な、何だ?」


 この暗さだし、小石は二人の頭上を飛び越えて林に落ちた。彼らは音の正体がわからないようで、狂ったように林に向けてクロスボウを振り回す若い男を守備隊員がなだめる。こんな状況で明らかに人工的な音が鳴ったのだ、彼らは林の中に何かがいると思うに違いない。

 僕の目論見は当たったようで、守備隊員が持っていた松明を若い男に押し付けると、持っていた懐中電灯で林を照らす。しかし木々に遮られて光は奥まで届かず、ライトの光の輪があちこちに向けられるのが見えた。


「なんなんだよ今の音は!」

「落ちつけ。俺が確かめて来るから、お前はここで道路を見張ってろ。奴が来たら大声で俺に知らせるんだ」

「襲ってきたらどうするんだよ!」

「大丈夫だ、奴は刃物しか持ってない。さっき松田の親父が殺されたみたいだが、奴が彼から武器を奪ったとしても所詮は斧だけだ。ボウガンには勝てねえよ」

「松田さんが……」


 絶句した若い男を残し、守備隊員はライトとクロスボウを構えて林に足を踏み入れる。さっき青年が殺したおっさんは松田というのか、今となってはどうでもいい話だけど。

 ホラー映画なら次のシーンでは死体になっていそうな台詞を残し、守備隊員が木々の向こうに姿を消す。もっともその表現は間違いではない、僕がこれから彼らを死体にするのだ。



 守備隊員が消えた途端、僕は行動を起こした。もう一つ拾ってあった小石を、今度は道路の向こう、男の背後に落ちるようにして放り投げる。数秒後、石と石がぶつかる小さな乾いた音が聞こえ、「なんだよっ!?」と男が悲鳴のような声を上げてそちらを向いた。


 今や彼の背中はがら空きだった。すかさず僕はトマホークを手に茂みから飛び出すと、男に向かって全力で走り出す。男は尚も石が落ちた辺りを見回していたが、背後から近づいてくる足音に気づいたのだろう。再び振り向いた彼の目が、驚愕で見開かれた。


 そのころには、僕と男の距離は10メートル近くまで詰まっていた。男は手にしたクロスボウを構えかけていたが、僕がトマホークを振りかぶり、彼に向けて投擲する方が早かった。


 軽量小型のトマホークは回転しつつ、吸い込まれるように男に向かって飛んでいった。一瞬の後、ドスッという肉の塊をまな板に叩きつけたような音が響き、男の身体から力が失われ、仰向けに倒れる。


 僕が投げたトマホークは、男の額のど真ん中に突き刺さっていた。まるでケーキに刺さった板チョコみたいだなという感想が湧いてきたが、何故だか僕の心には後悔も哀れみも浮かんでは来なかった。今まで感染者を倒してきたのと同じ、目の前の障害を排除したという奇妙な達成感があるだけだ。


 人を殺せば後悔し、後々までそのことを思い出しては苦しむことになると思っていただけに意外だった。もしかして僕は、人を殺してもなんとも思わないようなイカレ野郎サイコパスだったのか。それとも僕の心はこの手で母さんを殺したあの日から、既にどこかが壊れてしまっていたのだろうか。



 だけど今はそんなことを考えている場合じゃない。僕は未だに痙攣する男の手からクロスボウを引き剥がし、そしてそれがこの村に来る時に没収された物だということに気づく。弓の両端に滑車が取り付けられ、弦が引きやすいタイプのこのクロスボウは元々僕らが持っていたもので、武器を持ってきてくれた青年が守備隊に徴発されたと言っていたやつだ。こんな形で再び手にするとは思ってもいなかったが、このクロスボウもトマホークと同じくしっくりと手に馴染む。


「返してもらうぞ」


 そう言ったものの、地面に倒れた男の耳にはその言葉はもう届かないだろう。その額に刺さったトマホークの柄を掴んで持ち上げると男の頭もセットで持ち上がってきて、しばらくすると重力に引かれて地面に落下した。刃についたピンク色のぶよぶよしたものは、もしかしなくても脳味噌の一部だろう。

 トマホークを振って血を払い、ベルトのホルダーに収める。クロスボウには矢が装填されたままであることを確認し、僕は守備隊員の後を追って林に入った。



 守備隊員はあっさりと見つかった。ライトを片手に物音がした辺りを探し回っていた守備隊員は、僕が背後に立っても気づくことは無かった。

 僕はそのがら空きの背中に向かって、無言でクロスボウの狙いを定めた。グリップ上部に取り付けられた円筒状の光学照準器ドットサイトを覗き、レンズに映し出される赤い光点を男の左胸に重ねる。


 指先にほんの少し力を込めただけであっさりと矢は射出され、背中から心臓を射抜かれた男は一言も声を発することなく倒れた。多分即死だろう。そうでなくてもじきに死ぬ。


 相変わらず罪悪感など欠片も浮かんでは来なかった。だって彼は僕を殺そうとした連中の仲間なのだ。キリストは右の頬をぶたれたら左の頬を差し出せと言ったそうだが、僕は右の頬を殴られたら相手の顔面目掛けて右ストレートを叩き込む。やられたらやり返す、倍返しだ。


 者から物に変わった守備隊員の身体を、何か役に立つものは無いかとまさぐる。矢が数本入った円筒形のホルダーバッグを守備隊員の身体から引っぺがし、男が持っていたクロスボウにも矢が装填されていたのでそっちも回収。本体は持っていくかどうか悩んだが、同じ武器を二つ持っていても嵩張って重いだけなので止めた。


「なんだこりゃ?」


 守備隊員のベルトには、運動会で使われるようなバトンほどの大きさの円筒形の物体が挟まれていた。余計な光が漏れないように電球部分を手で覆ってライトで照らすと、「信号弾」と赤い円筒にでかでかと書かれている。

 遭難した時に救助隊を誘導する為、ボートに搭載されている非常用の信号弾だろう。前にも一度、一人で行動していた時にこれを見たことがある。たまたま漁具を取り扱う店に隠れた時、非常用の品の中にあった。警察や自衛隊が機能していたなら救助を呼ぶために使えただろうが、あの時使っても感染者に自分の位置を教えるだけだった。使い道もなさそうだったし荷物にも余裕がなかったから、結局信号弾を放ったまま僕はその店を離れた。


 どうするか迷ったが、信号弾は持っていく事にした。もしかしたらナオミさんたちと合流する際、自分の居場所を知らせるのに使えるかもしれない。他にも懐中電灯やライターを男の死体から見つけ、ポケットに突っ込んで行く。

 ホームセンターで売っていそうなトランシーバーも、守備隊員は携行していた。これで青年と連絡が取れるだろうし、敵の動きを知るのに役立つかもしれない。もちろん持っていく。



 守備隊員の死体から使えそうなものを全てリュックやポケットに移し替えた後、僕は死体をそのままにして道路に戻った。道路に放置されていた男の死体から同じく使えそうなものを回収すると、地面に落ちていた松明の火を消し、死体を茂みの中へと引きずり込む。


 これでしばらくは彼らが死んだことに誰も気づかないだろう。もっとも無線機で定時連絡を行っていたり、あるいは別の人間から連絡が来るかもしれないので、死体を隠すのはほんの少しの時間稼ぎにしかならないかもしれない。無線に応答しないとわかれば、敵は二人が死んだことに気づくはずだ。


 それまでにどれだけ村の中まで入りこめるか、そしてナオミさんたちの居場所を見つけられるか。これからが本当にキツイところだろう。クロスボウを取り戻して飛び道具を手に入れたとはいえ、敵はまだまだいる。何より、銃で武装した連中がうじゃうじゃいるのだ。


 でも、もう後には引き返せない。逃げ場はないし、ナオミさんたちを置いていくことも出来ない。立ち塞がる敵は全てねじ伏せ、全員そろって生きてこの村を脱出する。そのためには進み続けるしかなかった。

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