3.5話 : まさかの……!? ー宗介sideー
「宗介?」
「へい! 絶対そんなことはないから!?」
「何で
だって、いつも
でも、会って3、4日でそんな事があるわけなくて。現に、向こうも驚いた顔をしていた。
「え? あ、そう? ぼーっとしてる気がしたんだけど」
「ぁ……はい、そんなことありました」
俺は桜井さんに向けていた視線を泳がせた。
ハズいなぁ、もう。今日は散々な日だな、全くよぉ。とか口をモゴモゴとさせ、恥ずかしがっている俺の頭の上で柚香の声が漏れる。
「ぁ」
「ん?」
気になった俺は落としていた視線を上げる。
そこには少し頬が赤く染まった桜井さんの横顔があった。柚香の眺める方向を目で追うと、そこには香樹がいた。
…………えっ?
ま、まさかのブラコンですか!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます