最初で最後の門
まずは自己紹介だな。
俺は武内龍二。読みはたけうちりゅうじ。
年は23、仕事は病院で働いている。借金とかあって毎月きつい思いしてるけど、彼女のおかげで楽しい生活を送っている。
「おっと!こんな時間か!急がないといけないな。」
今、俺は急いでいた。
俺が車の免許をとってないため、彼女が迎えに来るようになっていたんだが仕事が長引いて遅れてしまっていた。
「ごめん!遅くなって!待ったやろ?」
彼女はちょっと膨れた感じで車で待っていた。約一時間ほど待たせてしまったのだから仕方ないだろう。
「もう!かなり待ったんだからね!お腹もペッコペコですよ!」
車に乗り込み、食事をするためにファミレスに入る。
いつものように、定食とデザートを頼んで食べる。美味しそうに食べる彼女の顔を見ると幸せだなって思う。
食べ終わり、外に出る。彼女の機嫌は少しは良くなったようだ。
「菜香さん、お腹いっぱいです♪」
いや…少しじゃなくかなり良くなったようだ。
俺は職場の寮に住んでいるので、彼女の家でよく過ごしている。今日の夜も楽しみだ!…夜?
すぐにスマホの時間を見る。確かに20時だ。
…なぜこんなに明るいんだ?
「ね、ねえ!龍二おかしいよ!」
彼女の声ではっとする。
「龍二、あれ何だろう?あれせいでこんなに明るいんじゃない?」
彼女が指差した方向を見ると、空がおかしな事になっていた。
空にひびが入り、どんどん広がっている。何なんだ?
あれは…扉?いや…門か?っと思った時にふと三年前のニュースを思い出した。
「異世界と地球をつなぐ門…」
その日現れた門…
最初で最後の門であったが、この時から地球は変貌とげる事になる。
それは…地球史上で新しい時代の始まり告げる出来事だった。
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