人生はなにがあるかわからないもんだ…

カイゼル

始まりは突然…

人には勝者と敗者が存在する。誰かがそんなことを言っていた。


確かにそうだ。だけど…勝者だから幸せ?敗者だから不幸?…いや、違うな。


勝者でも不幸な人もいるし、敗者でも幸せな人もいる。


俺?まあ、俺は敗者だけど幸せかな?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


世の中は今変革期に突入している。忘れもしない、あれは三年前の事だ…。


それは突然だった…。

異世界からこの世界に使者がきたのだ。俺もニュースを見たときに驚いていたのを覚えている。

使者が来た理由は確か…そうそう!地球に異世界と地球をつなぐ門が現れる。今のままじゃ危ないから対策をみたいな感じだった。


俺達の世界はその時、そんな冗談はやめてくれと異世界からの使者の提案を拒否した。

普通に考えたら拒否するのが当然だろう。

だが…今のこの世界の状況を考えたら、もう少し積極的に話を聞いていたら少しは変わっていただろうか?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


異世界の使者が言っていた門が開いてしまったのだ。

世界は混乱した。そりゃあそうだろう。

化け物が現れ、三年前に来ていた異世界の使者が魔法を使い、だが俺達は見ることしか出来ない。


さて、いつからだろう?


人には勝者と敗者が存在する。

その日を境に俺達の世界の者はほぼ敗者になってしまった。

ただ守られるだけ、ただ襲われるだけ、ただ奪われるだけ…そんな感じだ。


だが…希望はあるはず。


なぜ?それは…



人生はなにがあるかわからないからさ!


ほら!沈んだ顔の君も、イジメられて悲しい君も、嫌な事があって絶望してる人も顔を上げてごらん?


人生を変えるきっかけはそこら中にあるはずだよ。俺がそうだったように…。


俺は敗者だ。だけど勝者でもあると思っている。


これはそんな俺の物語。


人には勝者と敗者が存在する。


さて、君達はどっちかな?



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