第22話
俺が足の疲れがとれて、起きたころにはいつもどおりの何か楽しそうな事を思いついたような表情をしているウェインさん。
半泣きになっているのかシクシク泣いているアルフレッドさん。
微妙な表情で紅茶を飲んでいるエリザベートさんがいた。
正直このメンバー抜けたいが旅は旅だし続けるしかない。
っと思ったのだが、このアルベジオ村の酒場でギュフイに行く予定の2人組を見つけた。
さっそくコンタクトを送るべく俺とウェインさん、半泣きのアルフレッドさんに微妙な表情のエリザベートさんは2人組に接触した。
1人は騎士でギュフイ出身の男の人で20代前半のレオンハルトさん。
もう1人はエリザベートさんと同じ僧侶でエリザベートさんをアップグレードした様な美人で胸もお尻もある僧侶の20代前半のラーズラースさん。
この2人に会ったこととでアルフレッドさんにエリザベートさんは故郷に帰れることになった。
故郷に戻る2人の帰りの旅をウェインさんの瞬間転移魔法でアルフレッドさんとエリザベートさんを帰せることだ。今までの徒歩の旅は何だったのかと問いたくなるウェインさんの瞬間転移魔法だ。
もしかして遊ばれてるんじゃないだろうか?
実はの旅ってウェインさん1人でギュフイまで瞬間転移魔法で行けば済む話じゃなかろうか?
試しに聞いてみた。
「ああ、それも出来るが。それじゃ冒険の意味も無いだろう。みんなして苦労していった方が充実感があっていいじゃないか」
まるで散歩不足の引きこもりに散歩しろみたいな言いぐさに腹が立った。
しかし、旅は旅だし、新しく入ったレオンハルトさんとラーズラースさんとの新しい付き合いも楽しみだから黙ることにした。
ラーズラースさん胸もお尻も大きいし見るだけでも十分だからウェインさんの理屈も我慢しよう。
「それではお元気で」
「あ、あのちょっとだけ楽しかったです」
エリザベートさんとアルフレッドさんのお別れの言葉を聞いて、ウェインさんの瞬間転移魔法で元のシャムシャム村まで帰した。
「よろしく頼むぜ。闘神ウェイン」
「山城君もよろしくね」
新たなる2人のレオンハルトさんとラーズラースさんの挨拶に新たなメンバーとして冒険がはじまった。
ウェインさんの情報ではここからモンスターが増えてくる地域だから用心してほしいとのことだった。
俺の槍でどこまで行けるかなんて言えばオークに大苦戦のレベルだから足を引っ張ることは確実だった。
これから先のギュフイまでの旅も心配である。
瞬間転移魔法使ってくれよ、ウェインさん…。
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