第2話「時よ戻れ」さかのぼればわかったはず…。
3月22日。
王子の死からさかのぼって約二か月前。
こんなことを無邪気に言って、気もそぞろになるのを防いでいた。猫は食欲がなく、水を飲んでは吐いていた。餌などわたくしの手からしか食べなかった。
☆☆☆
以前から着手してきた「月夜のかげろう」三部作のシナリオをUPしました。
第一部「~たった一つの心で~」はボイスドラマとして、koebuにあげて好評に終わりました。
なぜ「終わりました」なのかというと、koebuがサービス停止と……。
一番の悩みではありますが、シナリオうんぬんよりも、全力で作ったのであの音源を完成型と言いたいのです。
第二部「~恋をしたくはないかい?~」は花梨うさぎ様のアイデアをお借りして、なんとか女性向けとして2015年8月25日に仕上げました。
第三部「~KIZUNA~」は恐縮ですが、はやしや様のご指導を賜り、2016年3月22日(今日)決定稿とさせていただきました。
各作品にちゃんと明記できればよかったのですが、キャッチコピーとアピールする場で、どう書けば説明できるかという、悩みが生じ保留しました。
今日、その第二部と第三部をUPしたので、どうぞよろしかったら、ぜひ読んでください。
わたくしも、人様のお知恵をお借りしておいて、変に卑下するわけにゆかないので、これは自信作、と言っておきます。
「月夜のかげろう」三部作は、自信作です!!!
☆☆☆
と言いつつ、二か月後、死にかけた猫の視線を避けるように、ボイスドラマを創ることになったわたくしでした。
さて、さらにさかのぼって1月、猫の死から五か月前だ。
☆☆☆
なんだか彼が、やけに肩にタッチしてくるなあと思いつつ放っておいた。意味が分からなかったからだ。
思えばこの時から彼は腎臓をやられていたのだろう。
前に飼っていた猫にあげた水をしょっちゅう飲んでいた。あとから内村うっちーさんという方からいただいたコメントによると、腎不全の兆候がもはやここから出ていたのだ。
しかし、尿道結石なのはわかっていたことだし、獣医師は腎臓病用のフードを食べさせていれば長生きできそうなことを言っていたから、対応が遅れた。
わたくしが夢中になっていたのは国会中継である。
☆☆☆
国会中継を見た。
TPPはまずい。TPPサミットは事件に遭う。暗殺者が入る。安倍総理の考えは闇に葬られる。
ロシアは敵。北方領土問題を出すと戦争になる。解決しない。
クリエイターには関係ない世界になる。一・五七ショックもクリエイターには関係ない。
保育園は増えるが、保育士の賃金が増えもせず減りもしないのは社会の害悪。人材を育てる社会、(町・人・仕事)「新医・職・充」、受刑者の再犯防止、挫折者の活躍する社会および、畜産・農林水産も安倍総理は考えに入れていない。彼は私腹を肥やしたいだけ。災害対策に力を入れているのは国土を守ることに関してだけは真摯だからだ。それも、ただ単に目立つ事案だからにすぎない。彼には愛国心も、人類愛もない。彼は退任まで問題を先送りにして生き延びるだろう。以上。
PS.暗殺者という単語が不穏当だが、これには続きがある。
次の国会中継ではっきりとわかった。
石原さんが、アベノミクスを、壊す。
アベノミクスは戦争をする資金繰りのための政策だ。
安倍政権は自分たちが生きのびるためだけ、戦争をする。
引退した後のことなんて考えてもいない。
日本が各国からどれだけ恨まれようと、自分が死んだ後のことなんて知ったことではないのだ。
アベノミクスさえ壊せれば、戦争をしなくてすむのだ。
昨日、ベルギーでテロがあって、以前の予見が当たってしまったところだ。
日本に観光客が多くなっているという報道を聞き、
「テロリストのスパイが紛れ込んでくる。空港の警備を強化しないと」
って…今回のことで日本もようやく対テロの動きを報道してくれた。
だけど一般人の予見なんて根拠がないから、空港に連絡なんて入れられない。実は困っていたんだ。
ただ、二か月で予見が当たってしまったということは、わたくしの余命は短い。以前は15年後とか20年後とかだったんだ。
はるか先の未来が見えなくなっている。
こうなるのは自明の理だったのに、どうしてわたくしは行動できないんだ…。
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