第8話 アーシェの気持ち


アーシェは木の上で眠って夢を見ていた。


キロと対峙するアーシェ・・・

アーシェはびっくりした、もうキロの前には姿を現さないと決めていたから・・・



アーシェが逃げようとすると

キロがアーシェの腕をぐっとつかんで

アーシェを抱き寄せた。

キロ「逃げるな・・・ずっと一緒にいてほしい。」



アーシェ「・・・キ・・キロ」

アーシェは顔から耳まで真っ赤に染まった。




・・・・・




アーシェは木から滑り落ちた。

ぶつけたおでこが赤くなった。

アーシェ「・・・我ながらなんて夢を見るのだろう」



自己嫌悪に陥りそうだった。

100年前の直属騎士団の仲間が今の私を見たらきっと大笑いするほどの醜態だ・・・




空を眺めながら自分の手を見た。




悪魔である私の寿命は永久だ。

キロの寿命はあと1年

どうしてだろう、実際に死ぬべきなのは、カルデラを滅ぼそうとした自分であるはずなのに・・・

もし寿命を交換できるならすぐにでもそうするのに・・・




キロの寿命を1年にしたのも私だ・・・




どうすればいい?どうやって償えばいい?

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