第40話 面会わせ

鎌瀬山が研究所で暴れる4日前。

帝都、スラム街。


クルルカ·ナーシェリアは奴隷商のソファにどかりと寝転んでいた。

回りには6人の魔族がクルルカを囲む。

その値踏みするような視線にクルルカは気にする様子も無く、気怠そうに身体を揺らす。


「あーあ、面倒くさいなぁ。やってらんないよぉ」


クルルカの嘆きは天井に当たり、反響する。

そんな自分たちのリーダーを見て不安そうな表情を浮かべる者、苛ついた様子を見せる者の二つに分かれる。

当然、大半の者は苛ついていた訳だが、クルルカはそんな周りを気にした様子もなく、足をばたつかせながら愚痴を溢す。


「勇者来ないで欲しいなぁ。でもきっと来るんだろうなぁ。しかも旦那レベルの化け物の勇者。そんなんが相手とか呆気なく殺されちゃうんだろうな私……あー死にたくないよぉー。折角拾った命なのになぁ。ルナにももう会えないのかなぁ……」


お調子者であるクルルカは太郎の手前、調子の良いことばかり言っていたがいざ行くことになるととんでもなく危険な仕事だと言うことに気付いてしまい、ナイーブな気持ちになっていた。


「おい、てめぇ! 人呼び出しといてさっきからうだうだとうるせえんだよっ!」 


まだこれからすることをほんの少ししか知らない彼らはクルルカが何故こんな様なのか理解できてなかったが、自分達のリーダーの余りの情けなさに身長の低い男が怒声を出す。

それに対してクルルカは、ん?と身体を起こし、その視線を彼らに移す。


「あーもう揃ってたんですね……じゃあ、本題を話しましょうか……まあ、簡単には皆さんに説明したとおもいますけど、明日の明朝にここを出て、ハッテムブルクに向かいます。詳細はですね。この大将補佐である彼が話してくれますよ」


大将補佐として呼ばれた男は、三メートルは優に越える巨体に黒い髪の巨人族の男であった。


「私が今回、大将補佐をやることになったカリドだ。予定としてはまず」


「はぁ?ちょっと待ってや!」


話を遮ったのは先程クルルカに文句を言った男であった。


「……なんだ?」


巨人族と小人族では身長差が広く、見下ろすようにカリドは視線を移す。話を遮ぎられたことでその眼光は鋭かった。

ここで普通なら自分の数倍も大きい者に睨みつけられれば怯みもするだろうに小人族の男は威勢よく睨み返す。


「なんだじゃねぇよっ! てめぇ、混血だろっ?それも人とのよっ?」


「そうだが、何か問題が?」


「問題あるに決まってるだろぉがっ! 純血な魔族でもねえ、ましてや人の血が混じったような奴が俺らに指示出す立場だなんて納得がいくわけねぇ!」



「クルルカ大将が決めた事だ。異論は認められん」


「そうでーす。異論は認めませーん」


気だるげな口調でクルルカも会話に混じる。


「ぐぬぬっ、おい!おめぇらもそれでいいんかよっ?」


分が悪いと判断したのか、他の魔族に同意を求めるように語りかけるが。


「わたくしは何も異論はありませんわ」


「俺は暴れられるならどうでもいいな!」


「うちもないで」


思ったような返答は返ってこず、小人族の男は苛立ちが顔に浮かぶ。


「てめぇら……。ちっ。おい、ルカお前はどうなんだよっ?」


ルカと呼ばれた男は面倒そうに視線を逸らす。


「どうでもいいだろ。そんなこと気にしても今さらだしよ……」


「な!? まじかよぉ」


「まあ、うちら人間の奴隷だしなぁ。確かに今更やな!」


変わった口調の少女は面白可笑しそうに喋る。

小人族の男はそれに不快そうな表情を浮かべ、悪態をつく。


「……クソがッ」


「まあ、納得出来たようですし、話を進めるとしましょうか。カリド君、今度こそよろしくー」


はっきりいて全く納得のいった表情では無かったが、それを気にした様子もなくクルルカは話を進めようとする。


「あー、その前に一ついいんか?」


「ん?良いですよ」


「大したことやないんやけど、うちら今まで殆ど関わりなかった訳やし自己紹介から始めんか?」


「そうですかね……」


「良いじゃねぇか?自己紹介ぐらいとっとやろうぜ」


小人族の男が少女の提案に乗る形で賛成を表明する。

クルルカは苦みのある表情をして辺りを見渡す。


「……まあ、そうですね。しましょうか」


クルルカは反対意見を言うものがいない事を確認したのちに決断を下した。


自己紹介の一番手は先程から喋っていた少女だ。

背丈はクルルカとそう変わらず、150位しかなく、燃えるような長い赤髪は紐で縛り括っていた。

肌も白く、細りとしており、胸だけがアンバランスに大きい。

しかし外見状の特徴は他になく一見すると魔族とは分からないほど人間と似ていた。


「言い出しっぺってことでうちからやらせてもらうわ。

うちは、テン。獣天孫の末裔や。司る獣は、いたちや。よろしくされるで」


テンと名乗った少女は軽い口調で自己紹介を済ませたが、金髪の少女が驚愕の声をあげる。


「へっ? じゅ、獣天孫ですって!」


「なんだ獣天孫ってのは?」


小人族が不思議そうにルカの方を向く。


「確か、獣神の正統な末裔と呼ばれてたな」


「そうですわ。獣天孫はあらゆる獣に成れる獣神の化身と言われ、獣人の中でも高貴とされる種族ですわよ。こんな場所にいるような事普通ならありえませんわ」


「あははは、そう大層なもんやないで。うちなんか一種類の獣にしか成れん落ちこぼれやしな」


テンの言っていることは嘘では無かった。

獣天孫は本来なら子どもでも最低三種類の獣に化ける事が出来るのが普通であり、10種以上の獣に成れて初めて一人前とされた。

その為か、種族内でもテンは肩身の狭い思いをし続けていた。


「ここの商人も只の獣人の一種だと勘違いしてたようですよ。まあ、あまり人間は魔族の知識が無いようですし、仕方ないことですが」


「ここにいるときは獣化したままやったからな。下手にバレるとヤバイとこに連れてかれるって話もあったようだしの」


「で。その高貴な獣様がどうしてこんなところにいるんだよ?」


「ツァイ、お前はいちいち突っかからないと気がすまないのか?」


ツァイと呼ばれた小人族の男の煽りを注意するかのようにルカが指摘する。

それをテンは気にした様子もなく軽く笑い流す。


「いいんよ気にせんで。うちがここにいる理由はちーと色々あってなぁ。まあ単純にいうと、権力争いに巻き込まれたって感じやな。ま、うちの話はこんくらいでええやろ。次いこかぁ」


「はっ、じゃあ次は俺がいかせてもらうぜ」


偉そうにチンピラのような顔つきをした小人族の男が前に出る。


「俺はシラン·ツァイ。小人族だ。てめえらはせいぜい俺の足を引っ張らねえよ頑張るだな」



威張り散らしたその物言いに、その友人である男、ルカは頭を抱える。


「はあ、何でお前はそう……。悪いな。こいつはどうも口が悪くて」


ツァイの代わりにルカが謝ると、ツァイは不満げな表情を浮かべる。



「ま、この程度で怒るような奴はおらんようだし、別にいいやないか」


テンの言葉を聞くと安堵した表情を浮かべ自分の自己紹介を始める。


「そう言って貰えると助かるよ……。後、俺の名前はルカリデスだ。ルカと呼んでもらって構わない。種族は見ての通り鬼だ。細かい分類で言うなら一角鬼になるが、鬼は種族の差を余り気にしないから鬼だと覚えておいてもらえたら構わない……」


ルカは190越える恵体に黒緑の肌をしており、額のすぐ上には種族名を表すであろう、立派な白銀の角が雄々しく真っ直ぐに生えていた。


「よろしくですわ」


「よろしくなぁ。次は大将はんに頼みますわ」


「私ですか?まあいいですけど。えー、こほん。我は」


「大将、普通に話せ」


「……。出鼻を挫くのは止めてもらいたい所ですが、まあいいでしょう。私はクルルカ·ナーシェリア。偉大なる透辰竜の末裔にして高貴なる竜族、透辰族の一人です。あ、好きな事は崇めれる事です」


「透辰族か。グラハラムの傘下に入っている竜族の一つだな」


「グラハラム……ああ、ここら辺で有名な魔王の名前でしたわね」


「そうだな。ここ最近に世代交代した新参の魔王だから魔族内では余り有名ではないが、此方じゃかなり猛威を振るってるらしいな。聞いた話ではかなり強いとも。大将はあったことがあるのか?」


「えー、まあ」


「なんや、歯切れの悪い物言いやなぁ」


「まあ、間違いなく最強の一角には入る強さはありますよ。頭も回りますし」


「グラハラムの種族は竜の中でも特殊って話だが、どんな種族なんだ?」


「実はあまり詳しく知らないんですよね……たぶん知ってるのは先代魔王位だって話ですよ。見た目は人と殆ど変わらないですし」


「人と余り見た目が変わらないか……。となると竜麟族、神楽族辺りか?」


「おーよく知ってますね!ですけど、たぶんどちらも違う思うんですよね。種族特性と合わないんですよ。まあ、この話はもう良いじゃないですか。次いきましょう」


「それにしても……えっと、ルカリデス、さっきから意外と博識でありませんの?」


「俺か? まあ、趣味で調べてただけだ」


「あらそうなんですの。鬼族ってそういうこと嫌いなものかと思ってましたわ」


「まあ、俺みたいな奴はそう多くない。けど、いないことはない」


鬼全般に言えることは、脳筋であるということだ。

考えるより先に拳が出てるなど日常茶飯事であり、種族内でも争いが良く起きる。

しかし、ルカはそういった争いに参加することもなく、ただ読み物をしていたので、種族の中でも変わり者して知られていた。



「そうなんですの。私の一族は寧ろそういうのは大好物ですわ」


そういった金髪の少女は何処か自慢気だ。

それを見たルカは。


「……お前さ、もしかして吸血鬼だろ」


少女はルカに自分の種族を当てられたことに驚き、紅い目をルカに向ける。


「あら? なんで分かったのですの?」


「……なんとなくだ。容姿とか雰囲気とかそういったもんが、話に聞いてた通りだったから」


「当てられてしまったのはつまらないですわね…まあ、いいですわ。私は、ルミナス·ヘカテリア。言われた通り吸血鬼ですわ!」


八重歯のように尖った歯を見せながら誇らしげに堂々と自己紹介を始めた。



「吸血鬼ねぇ、確かあれだろ。日中は糞雑魚な種族なんだろ」


ツァイの煽りに激昂するかと思われたが意外にも気にした様子もなく、すんなりと認める。


「あら失礼な事。ですけど、殆どの吸血鬼が日中を苦手とするのは事実ですわね」


「だが、その代わり夜では圧倒的強さを誇る種族だ」


ルカの指摘に、長い金髪が後ろにたなびき、誇らしそうに薄い胸を張る。


「ええそうですわ。吸血鬼が夜の王と言われているのは伊達じゃありませんの」


「なんやお前さん、うちの種族聞いて驚いてた割りに自分も稀少種族やないか」


テンが皮肉を込めたように言い放つ。

吸血鬼は数千年を生きる長寿な種族である反面、生殖機能は低く、子どもを造るのは数百年に一回程度であり、結果として少数民族であった。

実際は手っ取り早く人を吸血鬼にすることも出来るのだが、血の劣化がおき、種族として何段階も格が落ちるため、誇り高い吸血鬼はその手段をすることは滅多になかった。


「そうですけど、獣天孫には流石に劣りますわ」


「うちのとこもそこまで立派な訳やないんやけどなぁ」


「獣天孫は獣人の王に位置するような種族だ。俺らからしたら十分高貴な種族さ」


「そんなもんかぁ」


「あら、吸血鬼はどうなんですの?」


少しムッとした顔でルカに尋ねる。

ルカは少し困った表情を浮かべ、首筋に手を当てながら答える。


「まあ、吸血鬼は確かに個体数も少なくて、稀少な種族だけど、高貴な血のイメージはあんまないな」


「そうですの……少し残念ですわ」


「は! マイナー種族なんだからあた」


小人族のツァイの声を遮る形で大男が声を出す。


「俺はドゥーン! 土人族と速疾鬼族の混血種だ! 暴れさせてくれるっていうから今回協力させてもらうことなった!よろしく頼むぜぇ!」


ドゥーンと名乗ったルカより一回り大きい筋骨隆々の男の声は部屋に響き渡り、テンやルミナスはびくんと身体を跳ねらす。


「うわ、いきなり大声だすんやないよ」


「全く、驚きましたわ」


「おうおう。すまねえなぁ! いつ俺の番が来るのかウズウズしちまっててな!」


ドゥーンは強面な顔をほころばせ、無邪気そうに笑う。


「それにしても速疾鬼か……。同じ鬼族ではあるが初めて見たな」


興味深そうにドゥーンをじろじろとルカが見る。

それも仕方ないことで、速疾鬼は鬼族の領でもほとんど見ることのない種族であり、伝説上の鬼であったからだ。

当然、他の種族のモノが知っているはずもなく、ルミナスとテンは不思議そうに首を傾げる。


「私、速疾鬼なんて聞いたことありませんわ」


「うちもないで。一体どんな種族やんな?」


「おう?わりぃが知らん! なんて、俺は混血種だからな!生まれてすぐに森で一人だ!はっはっはっは!」


自分の事をまともに理解してないその様は正に鬼であった。


「確か俺の知ってる限りだと、破壊を司る鬼だって話だ」


ルカリデスが再び、その博識を奮う。


「破壊を司る、ですの?」


「随分と大層なもんやなぁ」


獣神の化身と呼ばれる種族であるテンも余程であるが、他人事のように話すその様子は本当に自分の種族が特別だと認識していないことをはっきりとさせた。


「お前が言うなと言いたい所だがまあいい、実際の所、俺も詳しくは知らないんだ。速疾鬼が現れた所には破壊が撒き散らされるという逸話を聞いたことがあるくらいでな」


先程もいった通り鬼族は脳筋である。

当然、書物の類いも少ない。いちいちそんなことをするのが面倒だからだ。

しかし、全く無いのかと言われるとそうではない。

実は鬼族は英雄譚、冒険譚といった類いのモノは大好きであった。

鬼族の初代魔王の建国記にもなると鬼族なら誰もが聞いたことがあると言われるほどで、他にも口語として多くのモノが語り継がれており、それだけは重視されており、話をまとめる語り部という役職だけはあった。



「逸話だと言うことは存在すら確認されてないのか?」


カリドが口を挟む。


「ああそうだな、俺もさっきまでははっきりいて伝説上の種族だと思ってた」


「おいおい、そんな簡単に信じまっていいんかよっ!こいつの嘘なんじゃねえのか?」


「まあ、ツァイの言い分もありえるが、同じ鬼族同士だからだろうか分からんがこいつの言っている事が真実だと理解できているんだ」


一種の種族間のシンパシーをルカリデスは感じていた。


「はあ!? なんだそれ」


「ま、俺も自分が速疾鬼だと話に聞いただけだ!証明は出来ねえから好きにしてくれ!」


自分の事だと言うのにその興味のなさは闘争をこよなく愛する鬼族らしい。


「適当やなぁ。いや、豪胆と言うべきやね」


「じゃあ、残りは大将補佐のあんただけやね」


「そうだな。私はカリド。見ての通り巨人族と人との混血だ。補佐官としての役目はしっかり、果たすつもりだ」


それだけ言うと、カリドは一歩後ろに下がり、クルルカの方に視線を向ける。



「これで自己紹介も終わった訳ですし、話を進めましょうか」


「まあ、確かにそうやな」


「そうするか」


「おう。そうだな。で、どんな仕事内容なんだっ?」


カリドにガン飛ばす。


「そうだな。まず、目的から言おう。目的は勇者を誘きだし、かつ、二日以上の足止めだ」


一人を除き、顔色が悪くなる。

魔族にとって天敵とも言える存在である勇者を


「……勇者とやりあうってことか?」


「無理な話やな。太郎さんはうちらを過大評価し過ぎや無いんか?勇者相手じゃうちらが束になっても相手にならんやろ」


「安心しろ。実際に勇者とやりあう訳ではない。勇者をハッテムブルクに留めておけばいいだけだ」


「それでも厳しい気がするけどな……」


「まあ、そうですわね」


「作戦は決まってるのかよっ?」


「……囮作戦を指示されていたがそれだとこの中から犠牲は間違いなく出る。だから別の作戦を考えてはある。だが、あくまでそれは保健だ。そもそも勇者を釣り出せなければなんの意味もない」


「一ついいかっ!」


「いちいち声がでけぇんだよ」


「構わない」


「もし、勇者とやるときになったら俺にやらせてくれっ!」


「……考慮しよう」


「命知らずやなぁ、お前さん」


「がはっはっはっ! 俺は強敵と闘えるのならなんでもいいのだ!」


「話を戻すぞ。勇者を誘き寄せる為の作戦だが、ハッテムブルクには軍事施設がある。そこを襲う」


「それなら、なんとかなりそうだな」


「ま、そうやな。不可能ではない感じやね」


「けどそんなことで勇者は来るのですの?」


「帝国の緊迫した現状を考えるなら、勇者の威光を示すのに魔族の襲撃なんてうってつけの機会だ。ほぼ間違いなく出てくるだろう」


「そうですの。私としては出てきて欲しくないですけど」


「そんときは俺がやるから安心しな!がはっはっはっ!」


「あら、では頼らせて貰いますわ」


「夜の王とも言われた種族の割りに情けねえなおいっ」


ルミナスを小馬鹿にするようにツァイは言い放つ。


「私、無理な闘いはしない主義ですので」


「はっ! つまり腰抜けって事じゃねえか」


「では、貴方は違いますの?」


「……。あ、当たり前よっ!勇者程度俺が相手してやるわっ」


逆に挑発され、引っ込みがつかなくなるツァイ。


「おお、お前もやってくれるか!頼りにしてるぞっ!」


「暑苦しいっ!寄るんじゃねえ!」


「おい、話を進めてくれ。これじゃ拉致があかない」


「そうだな。先入方法は奴隷商として入る。人間の卸者は明日までに用意しておくそうだ。それと人間の奴隷に扮したモノも数名随行する」


「奴隷商として入るって言っても、検問はそんな甘かねえだろ」


「そこは一応だが考えてある。ドゥーン、私は大将の神遺物を使う。後は人の見た目とそうかわらんから紛れていれば問題ない。それが駄目だった場合は最悪強行突破を行う。その心構えだけはしておいてくれ」


「大将さんの神遺物ってのはなんなんや?」


「私のですか?姿を消せる神遺物ですよ。透辰竜の宝玉が使われたとっても凄い奴なんですよ」


「まあ、便利なもんやな」


「その分制限も有りそうだけどな」


「以上を持って会議は終了だ。明日に向けて各自準備をしておくこと。それでは解散でいいか?」


「んー、まあ、いいっすよ。解散解散ー」




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