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「破城さん。そういえばレギオンって、なんですか?」


「あーっとナ……【英雄王】ヒロイックロードの組んでいるチームを指すんだヨ。総勢35名のナ」


そんなものもあるんだ。面白いな。


「超級職プレイヤーは大抵二つ名があるんだよね……ネタもあれば王国とかから与えられるものもあるんだ」


「まったくもって自分には関係の無い世界ですね」


「「…………」」


「な、なんですか?」


「いやナ……超級と喋っていることで結構目を向けられるんじゃネ?」


「うんうん」


「……なにが?」


「虹翠はきにすんナ」


「……ふぁっく


ばきっ


「ごふぅっ」


今度は虹翠さんが舐めていたキャンディーを噛み砕き拳を破城さんに叩き込んだ。HPが一瞬にして消え去った。


「……悪は消えた(`・ω・´)


「マスターが死んだらあとが面倒だから蘇生しとくねー」


RENさんが破城さんの上になにか液体をぶっかけると破城さんのHPが一瞬にして復活した。


「虹翠……流石に殺すナ!」


「……てへぺろ


「可愛いねぇ」


もうついていけないし、趣旨が変わってる。


「あのー」


「ん?どうした?」


「ギルド……」


「あぁ!忘れてた」


「ンア?ギルドに用があるのカ」


「うん。じゃあもう行くね、破城くん」


「おう。じゃあナ」


「……バイバイ


そうしてふたりは雑踏にまぎれた。自分たちはギルドに向けて歩いていった。やっとの事でつくとRENさんが教えてくれた方へ歩いていった。


「あ、ごめんね。僕こっちに用があるから」


「はい。ありがとうございました」


というようにさっと分かれて向かっていった。


「いらっしゃいませ。今日は種族検査でよろしいですか?」


「はい、お願いします」


「どれでは奥の部屋でやりますのでご案内します」


そう言って前にカラスと話した時に案内されたような部屋に連れていかれた。中は前来た時の部屋よりすごく綺麗な部屋だった。その部屋には耳が長いエルフ族の青年がいた。


「それではよろしくお願いします。ギルド長」


「ギルド長!?」


「あはは、よく言われるよ」


青年はコロコロと笑っている。手馴れているようだ。


ギルド長 ノトゥス Lv.???

NPC メイジ


おぉ!初めて職業が見えた!


「種族検査は僕が直々に行うんだ」


「よろしくお願いします」


「えーっと、ギルド登録はしてないのか……じゃあ済まないけど今書いてもらってもいいかな?」


そう言って一枚の紙を取り出した。そこにはギルド登録書と書いてあった。


手早く書き込みすぐに渡す。するとそれを見たノトゥスさんが止まった。え、なんか変なことでも書いたか?


「君が……そうか。わかった」


「どうかしましたか?」


「いや、何でもないよ。じゃあ、種族検査をしようか」


そう言って引き出しから水晶玉を取り出した。


「じゃ、これを触ってみて」


「はい」


水晶に手を当てると水晶が仄かに輝いた。が、一瞬輝いただけで消えてしまった。


「……やはりか」


「え、え?」


何が起きたんだ?


「種族はわからないんだ。


「まだ?」


「いずれわかるようになるから楽しみにしておきな」


「は、はぁ……」


検査しに来たのに分からないってひどくね!?


「じゃあね。ヴェインによろしく」


「え」


景色が切り替わった。そこはいつも見ている景色だった。そしてそこにはヴェイン師匠がいた。


「あれ?ファクラくん、時空魔法を取れたの?」


「時空魔法がなにか気になるけど違います」


そう言って今までの経緯を説明した。すべてを話した後ヴェイン師匠がニコニコと笑っていた。あれ、なんか黒いものが後ろに見えるんだが。


「ちょっと……ヴェイン師匠?」


「あぁ。今からちょっと出かけるけど気にしないでね」


そう言うと一瞬で消えてしまった。ノトゥスさん、なむなむ……


ーーーーーーーーーーーー


|ωΦ*){南無南無……


|ω・){南無南無……じゃなくて、そろそろ動かさないといけないのに作者が怠慢してるよ……


|ωΦ*){ネタが浮かばないらしいにゃ……


|ω・){ドンマイ……



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