5

|ω・){戦闘は無しです


ーーーーー


「そんな睨まなくていいじゃないか、ヴェイン。君の弟子希望者を安全に連れてきただけだよ」


「そうかな……キャンベラ、僕は君を信じられないんだが?」


「あの時のことは水に流してもらえると嬉しいんだが。まあ、無理か」


ふたりは自分を放置してしゃべり始めてしまった。この状態になったらたいていの場合話しかけても意味が無い。今までの戦闘で手に入ったドロップをチェックしてみるか。


ボックス

ウルフの召喚石×1

ウルフの皮×1

ポーンアントの甲皮×6

ポーンアントの牙×2

ポーンアントの体液×7


へー、その場で拾った覚えはないから自動的にボックスに入る仕様のようだ。これはまた面白い。ボックスの総量はどれくらいなんだろうか。あまりやりたくないが、ネットにつないで調べてみる。


30個のアイテム×99で拡張アイテムがあり、進めていくと大きくなる。現在上限を確認出来ていない。現在の最高1560×99


(【女帝エンプレス】の公開情報より)


どんだけ拡張してんの!?


「……キャンベラ、後で話を聞こう。それよりも弟子希望だ」


「うにゅ。いいだろう」


「ふ、ふぁい!?」


いきなり声をかけられておどろいて変な声を出してしまったじゃないか。


「ファクラくん、新米の魔導師か。まぁ、いいかな。君は僕の弟子になりたいというのかい?」


《特殊クエストが発生しました。受けますか?》


おっと、見たことがない表示が現れたがたぶん解答はこれでいいんだろう。


「拙いですがよろしくお願いします」


《クエストを受諾しました。『魔導師への弟子入り』難易度:エクストラを開始します》


「じゃあ、私は行くよ。バイバイー」


そう言ってキャンベラさんは足に羽を生やして飛び去ってしまった。呆然とする僕にヴェインさんが教えてくれた。


「複合魔法の一つで風魔法と光魔法の組み合わせて見つかるタラリアだよ。いつか君にも使えるようになるよ」


そう言って城門の中で手招く。ヴェインさんの元へ行くと大きな音とともに門が閉まった。


「ここに住み込みでやろうか。今の君はとても弱そうだけどここをくぐり抜けてきた実力があるんだ。よほどのことがない限り大丈夫だろう」


「ありがとうございます。最初に何をすればいいんですか?」


うーん、と少し考え込むそぶりを見せた後、こちらを見て言った。


「冒険者が増えてポーションが足りないみたいなんだ。それの製造を手伝ってくれ」


「え、せ、製造方法知らないんですか……」


「一回見れば覚えるよ。大丈夫さ」


そう言ってヴェインさんは家の中に入っていった。ついていくとどんどん地下へ潜っていく。一つの扉の前でコンコンと二度叩くと何かが動く気配がした。


「あ、構えなくていいよ。僕の召喚モンスターだから」


扉を開けるとそこにはゲル状の何かがいた。


アンダマイトゴーレム Lv.???

召喚モンスター


めちゃくちゃ強そうなんですが!?


「一応サモナーもマスターしているからね。こういう子達も育ててあるんだよ」


アンダマイトゴーレムは体を動かしていた。

ひとまず一礼しておこう。そうするとゴーレムも一礼してくれた。


「さぁ、やってみようか」


ひとまず1通りやってみたが、


ポーション ランクD

回復薬。HPを5%回復する。

クーリングタイムは17分


つ、使えるもんじゃねぇー!


《先ほどの行動により、製薬がスキルに追加されました》


確か、2時間くらいずっと作ってました。やっとのことで、このインフォが来た時は泣くかと思ったよ。


このおかげでさっきからランクがCまで上がった。ここまで行けば売れるとキャンベラさんが言っていた。


今日の成果はポーションランクD×11、ランクC×7個。


体動かさなかったなぁ。


ーーーーー


Name:ファクラ

Job:魔導師マジシャン Lv.5

ステータス

体力値 6

敏捷値 7

器用値 6

筋力値 6

精神値 10

知力値 9


スキル

識別 Lv.6

鑑定 Lv.6

風魔法 Lv.6

土魔法 Lv.5

火魔法 Lv.6

水魔法 Lv.3

光魔法 Lv.3

闇魔法 Lv.3

錬金術 Lv.1

魔法陣 Lv.5

剣 Lv.7

手業 Lv.6

奇襲 Lv.1

製薬 Lv.1


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る